福井県の越前市には、どんな魅力があるのでしょう。
- どのような観光名所があるのでしょう?
- 越前市のグルメといえば、何があるのでしょう?
- 訪れるべきおすすめの場所は、どこになるのでしょう?
今回は、観光で越前市に訪れた時に役立つ「越前市の歩き方」を調べてみました。
越前市はどんな所?
福井県にある越前市は、越前の国府がおかれていました。
越前地方の中心地として栄えた歴史のある街で、平安時代は紫式部が住んでいたことも有名。
越前市の花は「菊」で、武生中央公園では秋に「たけふ菊人形」が開催されます。
たけふ菊人形の丸い黄色のキャラクターがきくりん(菊の妖精)です。
きくりんは、菊人形のシーズンになると登場します。
越前市の基本情報
越前市(えちぜんし)は、福井県嶺北地方の中南部に位置し、福井県では人口が三番目に多い市です(福井市、坂井市、越前市)
2005年(平成17年)10月1日に武生市・今立郡今立町が合併して越前市になりました。
2024年3月には北陸新幹線が福井まで延伸し、新幹線の駅は越前たけふ駅です。高速道路の武生インター隣にありまり、道の駅と隣接しています。
他には、第3セクターになったハピラインふくいの武生駅、福井鉄道の越前武生駅もあります。
福井から越前市へのアクセス
福井からは、電車(新幹線、ハピラインふくい、福井鉄道)、車でアクセスできます。
福井から武生のバスの運行はありません。北陸新幹線は福井駅から越前たけふ駅の移動になります。
アクセス方法 | 時間 | 料金 |
北陸新幹線 | 8分 | 1,210円 |
ハピライン | 20分 | 30円 |
福井鉄道 | 50分 | 400円 |
車(普通車) | 15分 | 610円 |
駅周辺の駐車場はこちらの記事↓
越前市の観光スポットは?
越前市には、多くの観光スポットがあり、人気スポットは「だるまちゃん広場」です。
だるまちゃん広場は、特に子供連れの訪問者が多く、リピート率の高い魅力的な公園です。
以下に越前市の代表的なスポットを紹介します。
だるまちゃん広場
だるまちゃん広場は、2017年8月11日(金)に武生中央公園にオープンしました。
越前市出身で日本を代表する絵本作家の、加古里子(かこさとし)氏の全面的な協力、監修を得て整備。
子供に人気の公園で、天気のいい日は多くの子供たちが遊んでおり、公園内には、スターバックス武生中央公園店もあります。
スターバックス武生中央公園店はスターバックス リージョナル ランドマークストアで通常のスタバとは少し異なっています。
だるまちゃん広場の詳細はこちらの記事↓
だるまちゃん広場の近くには、「かこさとし ふるさと絵本館」があります。
かこさとし ふるさと絵本館までは、だるまちゃん広場から徒歩で10分ぐらいの場所にあります。
ここでは「かこさとし」さんの経歴や作品を展示し、絵本を読むことができます。
かこさとし ふるさと絵本館の詳細はこちらの記事↓
かこさとし ふるさと絵本館 | |
住所 | 越前市高瀬一丁目14番7号 |
開館時間 | 10時30分~18時00分 |
休館日 | 毎週火曜日、国民の祝日の翌日、年末年始 |
入館料 | 無料 |
だるまちゃん広場には、「はぐもぐ&かみなりちゃんのおうち」と呼ばれる飲食コーナーがあります。
はぐもぐは、だるまちゃん広場にある飲食コーナーで、いちごが人気の明城ファームなどもあります。
はぐもぐ&かみなりちゃんのおうちの詳細はこちら↓
いわさきちひろの生まれた家
越前市には、いわさきちひろの生家があり、今も残っています。
いわさきちひろは1918年に、武生(現:越前市)で生まれています。
館内は2階建てで、当時の生活が垣間見える再現コーナーなどが設けられています。
いわさきちひろの生まれた家の詳細はこちらの記事↓
ちひろの生まれた家 | |
住所 | 越前市天王町4−14 |
開館時間 | 10時00分~16時00分 |
休館日 | 火曜日 |
入館料 | 200円(中学生以下は無料) |
大滝神社(大瀧神社)・岡太神社
福井県越前市は、越前和紙の特産地として有名な場所です。
越前和紙の祖神をお祀りしている神社が、「岡太神社 大滝神社」です。
大滝神社の詳細はこちらの記事↓
大瀧神社・岡太神社 | |
住所 | 福井県越前市大滝町23-10 |
車のアクセス | 北陸自動車道武生ICから車で約10分 |
バスでのアクセス | JR武生駅からバスで約25分+徒歩で約10分 |
大瀧神社には駐車場がありますが、神社までの道は狭いので注意してください。
バスは、福鉄バス南越線「和紙の里」下車後、徒歩で約10分。
タケフナイフビレッジ
TAKEFU KNIFE VILLAGE (タケフナイフビレッジ)は、越前打刃物の各種刃物の製造販売を行っています。
越前打刃物は、越前市の伝統工芸品であり、品質は海外でも高く評価されています。越前市の伝統工芸を体験できます。
タケフナイフビレッジの詳細はこちらの記事↓
タケフナイフビレッジ | |
住所 | 福井県越前市余川町22-91 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
定休日 | 年中無休、年末年始(1/1~1/3) |
駐車場があります(無料)
タケフナイフビレッジから車で15分ほどの場所には、刃物の里もあります。
刃物の里の詳細はこちらの記事↓
越前和紙の里
越前市の伝統工芸の一つが越前和紙。
越前和紙の里では、和紙について学べたり、和紙つくり体験ができる施設です。
また、パピルス館では、紙すき体験を楽しむことができます。
越前和紙の里パピルス館 | |
住所 | 福井県越前市新在家町11−12 |
開館時間 | 9時00分~16時00分 |
休館日 | 年末年始 |
武生インターより約10分
越前和紙の里の詳細はこちらの記事↓
御誕生寺
御誕生寺(ごたんじょうじ)は、猫寺として知られており、境内には多くの猫がいます。
猫好きな方々にとっては、非常に人気のあるスポットです。
御誕生寺の詳細はこちらの記事↓
御誕生寺 | |
住所 | 福井県越前市庄田町32-1-1 |
<車でのアクセス>
武生インターから8分ほど(駐車場があります:無料)
紫ゆかりの館
紫ゆかりの館は、紫式部ゆかりの地に新しくオープンしました。
和紙で作った紫式部、紫式部の間があり、隣には紫式部公園もあります。
紫ゆかりの館の詳細はこちらの記事↓
日野山
越前富士と呼ばれる日野山
日野山は、山の姿が美しく、紫式部や与謝野晶子、松尾芭蕉の「奥の細道」も詠んでいます。
標高 約700m トレッキングを楽しめます。
日野山の登り方の詳細はこちらの記事↓
蔵の辻、タンス町
越前市には、蔵の辻やタンス町があります。
蔵の辻は、国の都市景観で「美しいまちなみ大賞」を受賞しています。
越前市蓬莱町には、白壁の蔵が並ぶ「蔵の辻」があります。
エリアは限定されますが、街の一部分に蔵が立ち並んでいます。
<タンス町通り>
タンス町通りは、越前市本町、元町付近にあり、JR武生駅から徒歩10分ほど。
明治の頃には、このエリアに、タンス造りの職人が中心となってタンス町ができました。
今もいくつかのタンス店が残っています。
越前タンスの鉄製金具は、このようなハートのような感じになっているのも特徴の一つです。
NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で、鶴瓶と長瀬智也がこの周辺を訪れていしました。(2018年6月放送)
道の駅 越前たけふ
道の駅 越前たけふは、2023年3月18日(金) にオープンしました。
北陸新幹線のJR越前たけふ駅に隣接した道の駅で、トイレ、駐車場、休憩施設、観光案内所、物販施設、飲食施設があります。
道の駅の建物は2階建てで、中には、海鮮レストラン越前丸松やそば処 越前屋などの飲食店が入っています。
道の駅 越前たけふの詳細はこちらの記事↓
越前市の三大グルメ
越前おろしそばをはじめ、いくつかの有名な食べ物があります。
有名なグルメは、以下のようなものがあります。
- ボルガライス
- 越前おろしそば
- 武生駅前中華そば
【ボルガライス】
ボルガライスは越前市のご当地グルメです。
そのボルガライスで有名なのは、「ヨコガワ分店」です。
ヨコガワ分店は、テレビや雑誌などでも紹介される人気店です。
ヨコガワ分店は人気のお店で、混んでいる時は入れないことがあります。行列ができていることが多いです。
ヨコガワ分店 | |
住所 | 福井県越前市京町1丁目4−35 |
開館時間 | 11時30分~23時00分 |
定休日 | 火曜日 |
ヨコガワ分店は、総社大神宮の前にあるお店です。
総社大神宮の参道脇に駐車場があります。
総社大神宮は、「おそんじゃさん」と呼ばれています。
総社は国府所在地には必ず置かれた神社で、神社の存在が、国府であったことを示す根拠の一つとなっています。
その近くにお蕎麦屋さん(うるしや)があります。
【越前おろしそば】
おろしそばを食べれるお店は多いですが、武生インター近くに越前そばの里があります。
越前そばの里は、そば打ち体験、工場見学ができる施設です。
お蕎麦が食べれるので、ランチタイムに立ち寄るのもおすすめです。
越前おろしそばの詳細はこちらの記事↓
越前そばの里 | |
住所 | 福井県越前市真柄町7-37 |
開館時間 | 9時00分~17時00分 |
定休日 | 不定休 |
武生駅前周辺では、昔ながらの中華そばを食べれるお店も多く、グルメの一つになっています。
越前市のスポットを巡った感想
越前市は、歴史と現代が織り交ぜられた場所であるという印象を持ちました。
この地はかつて越前の国府が置かれた歴史的な中心地で、紫式部も住んだことがあるとされる文化的な重要性を持つ街です。
周囲を囲む豊かな山々と、中心を流れる日野川の景色が、市内のどこを歩いても感じられる落ち着きと静けさを演出していました。
武生駅から市内へと足を延ばすと、すぐに越前市の代表的なイベントの一つ、「たけふ菊人形」の準備が始まっている公園に出くわしました。
秋深まるこの時期、菊の花が街を彩り、訪れる人々を魅了します。
特に、菊の咲く時期には、地元の人々だけでなく観光客にとっても特別な時となっています。
文化的な見どころとしては、越前和紙の工房を訪れることができたのは大きな収穫でした。
何世代にもわたって受け継がれる伝統技術を間近で見ることができ、自らも和紙作りを体験することができました。
また、越前打刃物の職人の技を目の当たりにしたのも忘れられない経験。
一つ一つの刃物が丹念に作られ、その鋭い切れ味と美しさには目を見張るものがありました。
これらの工芸品は、越前市の誇りであり、その地位を不動のものとしています。
私の訪問を締めくくったのは、武生中央公園での一日でした。
ここでは地元の人々が憩い、子供たちが遊ぶ姿を見ることができ、越前市の日常に触れることができました。
公園近くには「かこさとし ふるさと絵本館」もあり、有名な絵本作家の作品に囲まれながら、心温まるひとときを過ごすことができました。
越前市は歴史だけでなく、現在もなお、いろあせない魅力を持つ場所であり、訪れる人々を歓迎しています。
まとめ
今回は、越前市をしらべしました。
越前市の人気スポットは、絵本作家かこさとしさんが監修しただるまちゃん広場です。
また、越前市には、歴史のある街並みが残り、越前打刃物や越前和紙などの伝統工芸もあり、歴史と現代が調和した魅力的な地域です。
グルメは、おろしそばやおろしそばが有名で、そばを楽しみに訪れる方も多いです。
今回はダイジェストで、福井しらべ 越前市バージョン(越前市しらべ)をお伝えしました。
調べたのは、ほんの一部です。他にもいろいろなスポットがありますので、ぜひいろいろ探してみてください。
越前市の観光スポットは、分散しているので車での移動が便利ですが、レンタサイクルでの移動もアリです。
期間限定ですが、秋には「たけふ菊人形」が行われます。秋には菊の花が楽しめます。
機会がありましたら、「越前市」へ足を運んでみてください。
こちらのページでは、今後も越前市の観光名所や面白いスポットを調べて更新していきます。
福井県の観光地はこちらの記事↓
観光地のエリアごとはこちらの記事を参考にしてください。
⇒ 福井駅周辺
⇒ 三国町
⇒ 大野市
⇒ 勝山市
⇒ 鯖江市
⇒ 敦賀市
福井しらべ編集長
WEBライター兼クリエイター
福井生まれ。福井育ち。福井の情報や面白いスポット、美味しいお店など、実際の体験をもとに、わかりやすく提供することを心がけています。
趣味は英会話とカフェ巡り。福井のスポットを巡るのも好きです。福井の魅力を発見し、皆さんと共有できればと思っています。
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