「大野市へ来たけど、どこを観光しよう?」
「越前大野城以外に何がある?」
「穴場や自然スポットにも行ってみたい」
福井県東部にある大野市は、福井県内で最も面積が大きい市です。
「越前おおの」「結の故郷」とも呼ばれ、城下町の町並み、名水、山や高原、九頭竜湖など、歴史と自然を一緒に楽しめます。
越前大野城や七間朝市がある市街地なら徒歩観光もできますが、六呂師高原や九頭竜湖まで行くなら車が便利です。
私は実際に大野市内のさまざまな場所を訪れました。
この記事では、初めて大野市を観光する方におすすめの定番スポットから、自然・グルメ・穴場まで紹介します。
大野市ってどんなところ?

大野市は福井県東部に位置し、県内で最も広い面積を持つ市です。
2026年現在の人口は約2万9,000人。
周囲を山々に囲まれた大野盆地には九頭竜川が流れ、冬は雪が多い地域です。
一方、市街地には越前大野城を中心とする城下町が残り、「北陸の小京都」とも呼ばれています。
大野市で特徴的なのが「水」です。
市街地には多くの湧水地があり、御清水は「名水百選」、本願清水は「平成の名水百選」に選ばれています。
歴史ある町並みと豊かな自然の両方を楽しめるのが大野市の魅力です。
福井から大野市へのアクセス
福井市から大野市へは、電車・バス・車でアクセスできます。
| 移動方法 | 所要時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 電車 | 約1時間 | 越前大野駅まで移動できる |
| 京福バス | 約1時間 | 福井駅から大野方面へ移動可能 |
| 車 | 約40〜45分 | 市内観光まで考えるなら便利 |
電車で行く
福井駅から越前大野駅へは、越美北線方面の列車を利用します。
福井駅 → 越前大野駅
- 所要時間:約1時間
- 片道運賃:760円
- 列車によっては乗り換えなし
福井駅〜越前花堂駅間はハピラインふくい、越前花堂駅から越美北線を走ります。
越美北線は運行本数が多くないため、帰りの列車時刻も先に確認しておくと安心です。
バスで行く
京福バスの大野線が福井駅と大野方面を結んでいます。
福井駅から越前大野駅やショッピングモール「ヴィオ」方面へ向かう便があります。
所要時間は約1時間が目安です。
運賃や時刻はダイヤ改正で変更されることがあるため、利用日の時刻表を確認してください。
車で行く
福井市方面からは、中部縦貫自動車道を利用すると便利です。
福井市内から大野市街までは、車で約40〜45分が目安です。
大野ICから市街地までは約10分。
以前の記事では、「中部縦貫自動車道は2026年春に全線開通予定」としていましたが、現在は予定が変更されています。
大野IC〜九頭竜ICはすでに開通していますが、残る九頭竜IC〜油坂出入口は2029年春開通予定です。
中部縦貫自動車道に関してはこちらの記事も参考にしてください↓

初めてなら越前大野城周辺を観光

初めて大野市を訪れるなら、まずは越前大野城周辺がおすすめです。
市街地には、
- 越前大野城
- 七間朝市
- 御清水
- 寺町通り
- COCONOアートプレイス
などが集まっています。
車を停めて歩いて回れるため、半日程度の観光にも向いています。
結ステーションを拠点にすると便利

「越前おおの結ステーション」は、城下町観光の拠点として利用しやすい場所です。
越前大野城、七間通り、御清水などへ歩いて移動できます。
以前は無料駐車場として利用できましたが、現在は有料駐車場になっています。
普通車の料金は次の通りです。
| 駐車時間 | 料金 |
|---|---|
| 30分以内 | 無料 |
| 30分超〜2時間 | 平日100円/平日以外200円 |
| 2時間超 | 1時間100円 |
| 24時間上限 | 500円 |
短時間の送迎などであれば30分以内は無料です。
観光で数時間利用しても比較的利用しやすい料金設定です。

七間朝市
大野の城下町を代表する風景のひとつが「七間朝市」です。
400年以上の歴史がある朝市で、農家が野菜や花、加工品などを持ち寄って販売します。
通常は春分の日から大みそかまで、朝7:00〜11:00ごろに開催されています。
朝市の場所は、大野市元町の七間通りです。
七間通りは、越前大野城へ続く大手道として整備された通り。
周辺には古い町家や商店もあり、朝市のあとにそのまま城下町散策を楽しめます。
工事やイベントなどによって開催場所が変更される場合があるため、朝市を目的に訪れる場合は最新情報を確認すると安心です。
寺町通り

七間通りから少し歩くと「寺町通り」があります。
約400mの通りに16の寺院が並ぶ、城下町らしいエリアです。
複数の宗派のお寺が同じ通りに並んでいる珍しい場所で、静かな雰囲気の中を歩けます。
七間朝市、御清水、越前大野城と一緒に回ると効率的です。
御清水|名水百選

大野市は「名水のまち」として知られています。
その代表的な湧水地が「御清水(おしょうず)」です。
名水百選に選ばれており、かつて大野城主の食事にも使われたことから「殿様清水」とも呼ばれています。
現在も水を汲むことができます。
市街地には御清水以外にも複数の湧水スポットがあるので、名水を巡りながら散策するのも大野らしい楽しみ方です。
名水100選にも選ばれている御清水の詳細はこちら↓

天空の城で有名な越前大野城

大野市を代表する観光スポットが「越前大野城」です。
亀山の山頂に建つ城で、条件がそろうと雲海に浮かんで見えることから「天空の城」として知られています。
現在の天守は1968年に再建されたものです。
館内からは大野盆地を一望できます。
以前の記事では入館料を200円としていましたが、現在は大人400円です。
| 越前大野城 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 福井県大野市城町3-109 |
| 4〜9月 | 9:00〜17:00 |
| 10〜11月 | 9:00〜16:00 |
| 入館料 | 大人400円 |
| 中学生以下 | 無料 |
| 冬季休館 | 12月1日〜3月31日 |
城までは車で直接上がれません。
亀山の麓から歩き、山頂までは約20分が目安です。
歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
越前大野城の登り方はこちらの記事↓

越前大野城は「天空の城」としても有名です。
天空の城を撮影したい方はこちらの記事も参考にしてください。

COCONOアートプレイス

「COCONOアートプレイス」は、古民家を活用したギャラリーです。
古民家の梁や柱を生かした空間で、大野市ゆかりの作品や企画展を楽しめます。
母屋、離れ、蔵などが展示空間として活用されています。
建物自体にも趣があり、アートだけでなく古民家の雰囲気を楽しめるのも魅力です。
| COCONOアートプレイス | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 大野市元町12-2 |
| 開館時間 | 9:00〜17:00 |
| 一般 | 400円 |
| 中学生以下 | 無料 |
| 休館日 | 月曜日、祝日の翌日、年末年始など |
企画展によって料金や開館状況が変わる場合があります。
城下町散策の途中に立ち寄りやすい場所です。
道の駅 越前おおの 荒島の郷

大野市へ車で行くなら、「道の駅 越前おおの 荒島の郷」もおすすめです。
2021年にオープンした大型の道の駅で、荒島ICのすぐ近くにあります。
館内には、
- 荒島マルシェ
- 飲食店
- モンベル越前大野店
- カフェ
- アウトドア関連施設
などがあります。
通常の営業時間は9:00〜18:00ですが、店舗や季節によって異なります。
観光途中の食事、お土産購入、休憩にも利用しやすい場所です。
また、荒島岳登山へ向かう際に立ち寄る人も多いです。

六呂師高原|星空も大野の魅力
大野市で近年注目したいのが「六呂師高原」です。
南六呂師エリアは2023年に、星空環境を守る地域として**アジア初の「アーバン・ナイト・スカイ・プレイス」**に認定されました。
昼間は高原の自然を楽しめ、夜になると美しい星空を観察できます。
市街地とは違った大野の魅力を楽しめる場所です。

福井県自然保護センター

六呂師高原には「福井県自然保護センター」があります。
自然や動植物、星について学べる施設です。
館内には自然に関する展示があり、天体観察施設には大型の反射望遠鏡もあります。
入館は無料。
開館時間は9:00〜17:00です。
子ども連れや、自然・星が好きな方にもおすすめです。

九頭竜湖・夢のかけはし

大野市は市街地だけでなく、東側の和泉地区にも見どころがあります。
代表的なのが「九頭竜湖」です。
九頭竜ダムによってできた広大な人造湖で、特に秋の紅葉シーズンは美しい景色を楽しめます。
九頭竜湖に架かる「夢のかけはし」は、正式名称を箱ヶ瀬橋といいます。
全長約266mの橋で、瀬戸大橋のプロトタイプとして建設されたことでも知られています。
市街地からは距離があるため、車で大野市を広く観光したい方に向いています。
秋のドライブコースとしてもおすすめです。

大野市のグルメ

大野市では、そば、里芋、舞茸などの山の幸や、名水を生かしたグルメを楽しめます。
城下町にはカフェや飲食店も多く、七間通り周辺を歩きながら食事するのもおすすめです。
伊藤順和堂のいもきんつば

大野のお菓子で人気なのが、伊藤順和堂の「いもきんつば」です。
一般的な小豆のきんつばとは違い、さつまいもの風味を楽しめるお菓子です。
スイートポテトにも似たやさしい甘さがあります。
販売は秋から春にかけての期間限定。
人気商品のため、遅い時間は売り切れることもあります。
販売期間中に大野へ行くなら、いもきんつばもチェックしてみてください。
| 伊藤順和堂 本店 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 福井県大野市元町9-21 |
| 営業時間 | 8:00〜18:30ごろ |
営業時間や販売期間は変更される場合があります。
うおまさCafe

うおまさCafeは、もともと魚屋だった店舗を活用したカフェです。
魚料理を中心としたランチを楽しめます。
私が訪れた際には、熟成鯖の醤油カツ丼がありました。
魚の旨みを楽しめる、大野市街のランチ候補のひとつです。
営業時間や定休日は変更されることがあるため、訪問前に確認してください。

茶屋おがまち

茶屋おがまちは、古民家を改装したレストランです。
大野の食材を使った料理を楽しめ、ランチやカフェとして利用できます。
舞茸など、大野らしい食材を使ったメニューが提供されることもあります。
営業時間や営業日は変更される場合があるため、訪れる際は最新情報を確認してください。

大野市の穴場スポット
大野市は市街地だけでなく、少し足を延ばすと自然や歴史を感じられる穴場スポットがあります。
定番観光地と組み合わせて訪れてみるのもおすすめです。
本願清水イトヨの里

自然や生き物が好きな方には「本願清水イトヨの里」もあります。
本願清水は「平成の名水百選」に選ばれており、陸封型イトヨの生息地として国の天然記念物にも指定されています。
施設ではイトヨの生態や、大野の水環境について学べます。
| 本願清水イトヨの里 | 内容 |
|---|---|
| 開館時間 | 9:00〜17:00 |
| 大人 | 400円 |
| 中学生以下 | 無料 |
| 休館日 | 月曜日、祝日の翌日、年末年始など |
子ども連れでも立ち寄りやすい施設です。

朝倉義景墓所

大野市には、戦国武将・朝倉義景の墓所があります。
周辺は義景公園として整備されています。
一乗谷朝倉氏遺跡とは場所が異なるため、戦国史が好きな方なら大野側の史跡も訪れてみると面白いです。
朝倉義景墓所と義景公園はこちらの記事を参考にしてください。

大野のシバザクラ

春になると、大野市内の田園地帯ではシバザクラが咲きます。
例年、4月下旬から5月ごろが見頃です。
田んぼや農道沿いがピンク色に彩られ、大野らしい春の景色を楽しめます。
開花時期は年によって変わるため、見頃情報を確認してから訪れるのがおすすめです。
猫島と呼ばれる風景

田園地帯の中に、見る角度によって動物のように見える木立があります。
通称「猫島」や「トトロ」と呼ばれることがあります。
有名観光施設ではありませんが、季節や田んぼの状態によって景色が変わる、大野のちょっと変わったスポットです。
猫島への行き方はこちらの記事を参考にしてください。

大野観光は「市街地」と「郊外」を分けると回りやすい

大野市は面積が広いため、すべてを1日で回るのは難しいです。
初めてなら、エリアを分けて考えると観光しやすくなります。
| エリア | 主なスポット | 向いている人 |
|---|---|---|
| 市街地 | 越前大野城・七間朝市・御清水・COCONO | 初めての大野観光 |
| 荒島周辺 | 荒島の郷・荒島岳 | ドライブ・登山 |
| 六呂師 | 高原・自然保護センター・星空 | 自然・子ども連れ |
| 和泉・九頭竜 | 九頭竜湖・道の駅九頭竜・夢のかけはし | ドライブ・紅葉 |
短時間なら城下町、1日車で回れるなら六呂師や荒島方面まで足を延ばすのがおすすめです。
初めての大野観光モデルコース

初めて大野市へ行くなら、城下町を中心に回ると効率的です。
例えば、
結ステーション
↓
七間朝市
↓
御清水
↓
越前大野城
↓
寺町通り
↓
COCONOアートプレイス
という流れなら、徒歩でも回りやすいです。
朝市へ行くなら、できるだけ午前中の早い時間からスタートするのがおすすめです。
車がある場合は、午後から荒島の郷や六呂師高原へ移動する方法もあります。
大野市の観光スポットを訪れた感想

大野市を歩いて感じるのは、観光施設が派手に並んでいるというより、町そのものに城下町らしい雰囲気が残っていることです。
七間通りを歩いて御清水へ立ち寄り、亀山へ登って越前大野城を見るだけでも、大野らしさを感じられます。
御清水では、大野が「名水のまち」と呼ばれていることを実感できます。

一方、車で少し郊外へ出ると景色は大きく変わります。
六呂師高原では山や星空、和泉地区では九頭竜湖、荒島方面では道の駅や登山などを楽しめます。
大野市は市街地だけでなく、自然も含めて回ると印象が大きく変わる場所だと感じました。
食事やお菓子も含めて、時間に余裕を持って回るのがおすすめです。
よくある質問

大野市で一番おすすめの観光スポットは?
初めてなら越前大野城と城下町です。
七間朝市、御清水、寺町通りなども徒歩で回れます。
大野市は車なしでも観光できる?
越前大野駅から城下町周辺なら徒歩でも観光できます。
ただし、六呂師高原、荒島の郷、九頭竜湖などへ行くなら車が便利です。
大野観光は何時間必要?
城下町中心なら3〜4時間程度が目安です。
七間朝市、御清水、越前大野城などをゆっくり見ても半日程度で回れます。
郊外まで行くなら1日あると余裕があります。
越前大野城は冬も入れる?
基本的に12月1日から3月31日は冬季休館です。
冬に訪れる場合は開館情報を確認してください。
結ステーションの駐車場は無料?
現在は有料です。
ただし、30分以内は無料で、24時間の上限は500円です。
大野で星を見るならどこ?
六呂師高原がおすすめです。
南六呂師は星空環境を守る「アーバン・ナイト・スカイ・プレイス」に認定されています。
九頭竜湖は大野市街から近い?
市街地からは距離があります。
同じ大野市ですが、大野市は非常に広いため、九頭竜湖方面へ行く場合は移動時間を多めに見ておきましょう。
車での観光がおすすめです。
まとめ|大野は城下町だけでなく自然も楽しめる

大野市には、歴史、名水、グルメ、自然などさまざまな観光スポットがあります。
初めてなら、越前大野城 → 七間朝市 → 御清水 → 寺町通りを中心に城下町を歩くのがおすすめです。
車があれば、
- 道の駅 越前おおの 荒島の郷
- 六呂師高原
- 福井県自然保護センター
- 九頭竜湖
- 夢のかけはし
などへ足を延ばすこともできます。
以前と比べると、中部縦貫自動車道の整備が進み、大野市への車でのアクセスもしやすくなっています。
ただし、大野油坂道路の未開通区間は残っており、全線開通は2029年春の予定です。
大野市は広いため、すべてを一度に回ろうとするより、「城下町」「六呂師」「荒島」「九頭竜」のようにエリアを決めて回ると楽しみやすいです。
初めてなら城下町を中心に、時間があれば六呂師高原や九頭竜方面まで足を延ばしてみてください。
福井県の観光地はこちら↓

観光地のエリアごとはこちらの記事を参考にしてください。

