福井県の文殊山登山コースは?かかる時間は?

文殊山の登り方

福井県の定番ハイキングスポットとして知られる文殊山。

でも、「どのコースから登るのが一番いいの?」と迷ったことはありませんか?

登山コースの種類や山頂までの所要時間はもちろん、初心者でも安心して楽しめるルートはどれか?

疑問に思うポイントがたくさんありますよね。

この記事では、文殊山の主要な登山コース、おすすめのルートや所要時間、見どころまで詳しく紹介します。

この記事でわかること
✔ 文殊山の登山コースと特徴
✔ 山頂までの所要時間の目安
✔ 初心者にもおすすめのルート

初心者からベテランまで楽しめる福井の低山、文殊山の魅力をぜひ発見してください!

タップできる目次

文殊山

文殊山を福井から見た姿

文殊山(もんじゅさん)は、福井県福井市と鯖江市の境に位置する標高365メートルの山。

初心者でも気軽に挑戦できるハイキング感覚で楽しめる人気の山として知られています。

文殊山は、越前五山(白山・越知山・文珠山・吉野ケ岳・日野山)のひとつであり、泰澄大師によって開山された歴史ある山。

福井市内を走る国道8号線からもその姿を眺めることができ、地元の人々に親しまれています。

文殊山には二つの主要な頂点があり、特に左側に位置する大文殊(本堂)は、山の信仰の中心地。

一方、右側にある奥の院は、静寂に包まれ、心を落ち着けたい方におすすめです。

文殊山登山の登山コース

文殊山へ登るコースは大きく分けて6つあります。

  • 二上コース
  • りょうごん寺コース(大村コース)
  • 大正寺コース
  • 南井コース
  • 四方谷コース
  • 角原コース

文殊山の登山コースは、それぞれ特徴があり、自分の体力や目的に合わせて選ぶことができます。

最短ルート:角原コース

角原ルート

大文殊(本堂)への最短ルートは「角原コース」です。

角原コースは早い方で30~40分ほどで山頂に到達することができます。

時間がない方や短時間で登山を楽しみたい方におすすめです。

初心者や家族連れにおすすめ:楞厳寺コース(大村コース)

道路沿いの案内板

楞厳寺コース(大村コース)」は、なだらかな道が特徴で、初心者や家族連れに最適です。

無理なく登れるので、登山デビューにもぴったりのコースです。

人気コース:二上コース

登り口の看板

福井市側の「二上コース」は、登山者が多い人気のルートです。

道中には美しい景観も広がり、多くの登山者に愛されています。

時間がかかるコース:四方谷コース

四方谷コースの登山道

鯖江から登る「四方谷コース」は、文殊山の中で一番時間がかかるコースです。

登山にじっくり時間をかけたい方や、自然の中でゆったりした時間を過ごしたい方にはおすすめです。

初心者の方には、「楞厳寺コース(大村コース)」や「二上コース」が特におすすめですよ!

文殊山登山に必要なもの

登り口

文殊山は標高365メートルと比較的低めの山であり、軽装でも登れる気軽な登山スポットです。

しかし、安全で快適に登山を楽しむためには、事前の準備が大切です。

必要な装備と注意点

休憩できるベンチ
  • 服装
    ジーンズにスニーカーなどの軽装でも問題ありません。
    ただし、コースによっては草が多い箇所もあるため、動きやすく汚れても良い服装を選びましょう。
  • 天候への配慮
    雨の日のあとや湿気が多い日は、道がぬかるんで滑りやすくなります。
    滑りにくい靴や雨具の用意があると安心です。
  • 持ち物
    • リュック:両手を空けるためにリュックがおすすめです。
    • 水分:水やスポーツドリンクなどを用意しましょう。
    • おやつ:エネルギー補給用の軽食を持参すると便利です。
    • タオル:汗を拭いたり、ちょっとした手洗い用に役立ちます。

追加であると便利なアイテム

  • クマよけの鈴
    文殊山では過去にクマの目撃情報があるため、念のためにクマよけの鈴を携帯すると安心です。
  • 携帯電話
    文殊山は携帯電話がつながるエリアです。緊急時のためにも携帯電話を持参しましょう。

文殊山は登山初心者でも気軽に楽しめる山です。でも、しっかり準備をして安全に楽しみましょう!

詳しくはこちらの記事
⇒ 文殊山にクマはいるのかをしらべてみた

文殊山の登山時間

角原コース合流

文殊山には複数の登山コースがあり、それぞれ所要時間が異なります。

以下に各コースの参考登山時間をまとめました。目安として、本堂までの所要時間を記載しています。

【文殊山登山の参考時間】

  • 二上コース:約50分~
  • りょうごん寺コース(大村コース):約1時間~
  • 大正寺コース:約50分~
  • 南井コース:約40分~
  • 四方谷コース:約1時間30分~
  • 角原コース:約40分~

※登山時間には個人差があります。

【注意点】

  • 登山時間は目安であり、個人の体力や歩行速度によって異なります。
  • 普段運動をしている方であれば、上記の時間を目安に計画を立てられます。
  • 初心者の方やゆっくりと楽しみたい方は、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

室堂から山頂

室堂

室堂(小文殊)から大文殊までは約15分

室堂には「天狗杉」と呼ばれる大きな杉があります。
 
また、室堂(小文殊)と本堂(大文殊)の間には展望台が設置されており、ここからは絶景を望むことができます。

文珠山展望台

文珠山の展望台からは、鯖江方面と福井方面が見渡せます。

鯖江側には、三里山や日野山も見えました。

【本堂(大文殊)の魅力】


文珠山本堂

文殊山の本堂(大文殊)は、2017年の台風で半壊してしまいましたが、現在は新しく再建されています。

大文殊からは、福井市内を一望することができ、特に晴れた日にはその眺望が一段と素晴らしくなります。

福井市内の景色

さらに山頂には幹線交通網眺望スポットがあり、8号線や北陸自動車道、北陸新幹線を上から眺めることができます

この場所は、天気の良い日に休憩するのにぴったりの絶景ポイントです。

大文殊から奥の院へ

大文殊からは、静寂に包まれた奥の院へ向かうことができます。

途中には、ユニークな「胎内くぐり」という場所があり、訪れる人々にちょっとした冒険気分を与えてくれます。

大文殊から奥の院までの所要時間は約20分。奥の院ではさらに特別な雰囲気を感じることができるでしょう。

下から奥の院まで行こうと思うと、早くても1時間はかかります。

文殊山のイベント情報

カタクリ、モミジ群生地

文殊山では、四季折々の自然を楽しめるだけでなく、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています。

地元の伝統行事や季節ごとの楽しみ方をチェックして、文殊山をより満喫しましょう!

主なイベント

  • 初詣(1月1日)
    新年を迎え、多くの参拝者が文殊山を訪れます。
  • 文殊祭(4月25日)
    前夜には「文」の文字が山に灯される「児の火」が行われ、幻想的な風景が広がります。
  • かたかみ春たんぼ祭り(4月29日)
    多くの人が文殊山に登り、春の自然を楽しむ人気のイベントです。
  • MJ20(トレイルランニング耐久イベント)(8月第1週の日曜日)
    トレイルランニング好きに人気の耐久イベントで、多くの参加者が山を駆け抜けます。

季節の見どころ

紅葉

  • 文殊山では春になるとカタクリの花が見頃を迎えます。
    可憐な花を求めて、多くの登山者が訪れます。

  • 山全体が紅葉に包まれる季節。
    紅葉の多いスポットもあり、登山とともに色鮮やかな秋景色を堪能できます。

文殊山の登山動画

文殊山の登山道の様子を動画でチェックしてみませんか?

各コースの雰囲気や景色がよく分かる内容です。初めて登る方は、動画で事前にコースを確認すると安心です。

大正寺コースから登山

  • 大正寺コースを通り、大文殊(本堂)を目指す登山動画です。
  • 大文殊から奥の院へ向かうルートも紹介されています。
  • 途中には、「胎内くぐり」と呼ばれる特徴的なスポットもあります。

文殊山の登山道の雰囲気は、こちらの動画を参考にしてください。

大正寺コースから登山

南井ルートから・四方谷ルート・本堂への合流地点までの動画はこちら
南井登山口 ⇒ 四方谷ルート・本堂合流の動画
 (ノーカット・ノーマルスピードです)

まとめ

文殊山登山コース

今回は、文殊山の登山コースについて調べてみました。

文殊山にはいくつかの登り口があり、それぞれ異なる特徴と魅力を持っています。

初心者からベテランまで、自分に合ったコースを選ぶことができます。

【文殊山本堂までの参考時間】

  • 二上コース:約50分~
  • りょうごん寺コース(大村コース):約1時間~
  • 大正寺コース:約50分~
  • 南井コース:約40分~
  • 四方谷コース:約1時間30分~
  • 角原コース:約40分~

※登山時間は個人差があります。(普段から運動している方のペースを基準としています)

福井市内からアクセスしやすく、登りやすいのは「二上コース」です。
二上コースは、登る人も多めなので、安心できるコースです。

文殊山は気軽に楽しめる山ですが、登山の際は十分注意して挑みましょう。

コースによって見られる景色が異なるので、何度か訪れていろいろなルートを試してみるのもおすすめです。

どのコースからでも、大文殊(本堂)と奥の院への神聖な雰囲気を堪能できます。ぜひお気に入りのルートを見つけてください!

文殊山登山ルートの個別記事はこちらです。

楞厳寺(大村)コース↓

二上コース↓

大正寺コース↓

角原コース↓

南井コース↓

四方谷コース↓

福井県にある500m以下の低山はこちらの記事を参考にしてください。

この記事を書いている人

福井しらべ編集長
WEBライター兼クリエイター

福井生まれ、福井育ち。

山登りが好きで、時々登っています。高校時代には登山競技でインターハイ準優勝を果たしました。現在は、県内の低山を中心に、気分転換として楽しんでいます。

山登りを通じて得た知識や経験を活かし、登山やアウトドアの計画に役立つ情報を発信しています。

趣味は英会話とカフェ巡り。福井のスポットを巡るのも好きです。福井の魅力をたっぷりお届けしますので、ぜひチェックしてください

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