<福井しらべ>
福井県年縞博物館
福井県年縞博物館を知ってますか?
年縞博物館(ねんこうはくぶつかん)は、2018年9月15日にオープンした福井県の年縞に関する博物館です。

福井県年縞博物館は、湖の底などに積もり積もった泥(年縞)を題材にした博物館。

年縞博物館では、三方五湖の水月湖の年縞を展示しています。
「年縞ってただの泥じゃないか?」と思うかもしれませんが、この泥は、とんでもない歴史を刻んでいるのです。
その歴史は、な、なんと7万年分です。
「7万年前っていったい、いつの時代だ?」
「どうして、泥からそんなことが分かるのか?」
たくさんの謎が出てきますが、年縞博物館に行けばその謎がすべて解けます。

そのものさしが、水月湖の底深くに存在していたのです。
しかも、世界のものさしの現物が、福井県年縞博物館に展示されているので、実際に見ることが出来ます。
今回、「福井県年縞博物館」に行って、どんな所なのかをしらべてみましたので、お出かけの参考にしてもらえたらな〜と思います。
<福井県年縞博物館のアクセス>
まずは、福井県年縞博物館の地図から
住所:福井県三方上中郡若狭町鳥浜122−12−1
縄文ロマンパーク内
開館時間
9:00~17:00
休館日:火曜日・年末年始(12/29~1/2)
メンテナンスなどで臨時休館があるので注意してください。
料金
・大人 500円
・小学生・中学生・高校生 200円
若狭三方縄文博物館との共通観覧券
・一般 700円
・小学生・中学生・高校生 280円
若狭三方縄文博物館は通常500円ですので、共通券の方が300円安いです。
バスで敦賀駅から約30分
(コミュニティーバス)
三方五湖スマートICから車で約5分。
電車は三方駅が最寄りですが、歩きで行くには距離があります。
三方駅のレンタサイクルで約10分。
駐車場あり(無料)
福井県年縞博物館はどんなところ?
福井県年縞博物館は、縄文ロマンパーク内にあり、若狭三方縄文博物館と併設されています。

福井県年縞博物館の建物は、三方湖とはす川との両方に面しています。
若狭三方縄文博物館は、楕円形の丸い建物ですが、年縞博物館は、横長の長方形の建物です。
(設計者は内藤廣)

外から見て、やけに横になが~い建物だな~と思いましたが、この作りには理由がありました。
建物が長い理由は、建物の中の展示を見ると分かりました。
館内には、7万年分の年縞が並べられているので、このような長い建物になっているんです。

入って2階に行くと、7万年分の年縞が壁に列になってビシーッと並べられています。
その長さは45m。

実際には、縦に掘っているので、縦に並べたいところですが、これを縦に展示したら大変なことになりそうです。
年縞の展示は、ステンドグラスになっていてとてもきれいです。

年縞展示の最後の方には、「年縞の窓」という撮影スポットがありました。

丸い部分から撮ると、年縞の大部分を映せます。
年縞を撮影すると、このような感じになります。

年縞の壁の反対側は、歴史のものさしとして、
時代や環境を解説していますので、年縞の流れが分かりやすいです。
館内展示では、世界の年縞や年縞の仕組みやどのようにして堀るのかが学べます。

年縞を堀る時の道具などの展示もあり、「どうやって年縞を取り出したんだろう?」ということも分かります。

映像による紹介も多いので、年縞をどうやって掘ったのかが分かりやすいです。
また、ものさしにちなんで、はかることを題材にしたテーマも扱かっています。

このようにデジタル機器を活用していて、子供も興味が持ちやすいです。
一部の展示の説明は、QRコードを読み取って見れます。

館内に入ってすぐのシアターでは、5分ほどの年縞の映像を見れます。

この映像はとても分かりやすく、水月湖の歴史が学べます。

福井県年縞博物館では、水月湖の年縞を見れるだけでなく、年縞によって地球の歴史が学べます。
「いつの時代にマンモスがいたのか?」
「地震がいつ起きたのか?」
このようなことも年縞から分かります。
そして、年縞博物館の一番の魅力は、世界の物差しの年縞が見れることです。
展示されている、年縞はアートっぽい感じもあります。

福井県年縞博物館を訪れた感想
オープンして1ヶ月後ぐらいに訪問しました。
平日に行ったのですが、人はやや多めでした。
(外国人の方もいらっしゃいました。)
世界のものさしなので、海外から見に来る方や研究者も多いかもれません。
※年縞博物館は、朝早い方が空いていますので、ゆっくり見たい方は早い時間に行くのがいいです。
土日の昼からは混みやすいです。
年縞博物館の中でも、年縞7万年のギャラリーは、とても印象に残りました。
水月湖の知識は全くなかったのですが、博物館の展示を見て、そのすごさを知り、三方五湖の水月湖に、パーフェクトな年縞が存在していたことに驚きました。
展示を見て、このような年縞が残っているのは、本当にキセキのようなことなんだと感じました。
「福井県の三方五湖にこのようなものが存在していたんだ~」そんなことを感じれた場所が年縞博物館です。
時期によっては、特別企画展なども行われるので、また足を運んでみたいと思いました。
<福井県年縞博物館>
非日常度
<まとめ>
今回は三方の若狭町にある、「福井県年縞博物館」を調べてみました。
年縞博物館へ2018年10月に、皇太子さま、秋篠宮さま、紀子さまが訪問しています。
入場者数は、オープン約1か月で1万人を越える注目度の高い博物館です。

とても貴重な年縞が見れることもあり、人気の博物館になっています。
年縞博物館から水月湖は、見れませんが、レインボーラインからはキレイに5つの湖が見れます。
三方五湖を眺めるにはレインボーラインがオススメです。

世界のものさしの水月湖を機会がありましたら見てみてください。
年縞博物館など、福井の施設が無料で見れる日もあります。
詳しくはこちら ⇒ 無料で楽しめるのはこの日
博物館の端には、おしゃれなカフェがあります。
赤いチェアのある所が「縞カフエ」です。

カフェ縞(cafe縞)で、コーヒータイムをして帰るのもいいかもしれません。
詳細はこちら ↓
レインボーラインに関してはこちら
いかがでしたか?
今回は「福井県年縞博物館」をしらべてみました。
お出かけスポット探しの参考になればと思います。