旧瓜生家住宅を知っていますか?
鯖江市には、歴史のある旧瓜生家住宅があります。
- 旧瓜生家住宅は何があるの?
- 場所はどこなの?
- 入館料はかかるの?
鯖江市にある「旧瓜生家住宅」を調べてみました。
旧瓜生家住宅

旧瓜生家住宅は江戸時代中期の1699(元禄12)年に建てられたそうです。
茅葺きの屋根、土間や囲炉裏といった当時の民家のを今に伝えています。
広い土間には、いろりもあり、開館時は、いろりに火が入っています。

建物をいぶすために、いろりに火をいれているため、住宅内はいぶされた香りが漂っていました。
内部の間取りは、「土間」、奥行2間の「板の間」が並び、その奥に「中の間」・「槍掛けの間」・「部屋」・「座敷」の4室が田の字形に配置されています。
槍掛けの間には、昔は槍が実際にかかっていたそうです。
旧瓜生家住宅の場所

信号の脇に見える謎の建物。
鯖江市の国道8号線から神明駅の方へ、車を走らせていると、不思議な建物が左側に見えます。
鯖江のカボスから神明駅へ向かう坂道でおやしろ坂と呼ばれているようです。

坂を通ると、三角の古い感じのする屋根が、チラッと顔を出しています。

旧瓜生家住宅の場所は、神明神社境内の北東側。
旧瓜生家住宅の行き方

道沿いに旧瓜生家住宅の看板があります。
横に細めの道があるので、その道を車で登ってみました。
車が1台分通れるくらいの坂を登っていくと、目の前には,新しい門と建物が出現!
新しい門の奥に、道路から見えていた、あの屋根の古い建物が見えます。

門の前には看板があり、「旧瓜生家住宅」の説明がされています。
近くに行ってみると、かやぶきの屋根に圧倒され、タイムスリップしたような感覚になりました。

し、しらんかったわ〜
建物はどうなっているの?

建物には入り口があり、中に入ることが出来ます。
国の重要文化財に指定されています。
(入場は無料です)
訪れた時間は、管理している方が説明してくれました。
江戸時代の古民家で、瓜生家は神明社の宮司を代々勤めてきた家柄だと言うことや、旧北陸道の東側にあったが、昭和50年に現在地に移築されたこと。
旧瓜生家住宅は、入母屋造茅葺(いりもやづくりかやぶき)でこの状態で残されているのは珍しいそう。
墨書が発見され、この建物が元禄12(1699)年頃に建てられたことが分かったそうです。
股柱を利用した独特の梁組みが特徴で、下部を太く削り残した柱の構造や、太い柱には、けやきが使われていることなど、いろいろ教えてもらえました。
旧瓜生家住宅は、中の部屋にも上がることが出来て、家の間取りなども見ることができます。
より詳しい情報や建物内の雰囲気は、旧瓜生家住宅の動画でお楽しみください ↓
神明社
旧瓜生家住宅は、神明社の敷地内にあります。
神明社は「烏ヶ森(からすがもり)」と呼ばれ、巨木や古木に覆われており、鎮守の森の雰囲気を感じれる場所。

森は天然記念物として鯖江市の指定文化財です。
神明社の本殿

伊勢神宮天照大神が祀られています。
旧瓜生家住宅を訪れた感想
道路から細めの坂を登っていくと、駐車場があります。
初めていく場合は、この道を車で登っていいのか?と思うかもしれませんが、大丈夫です。
坂の上には駐車場があります。
訪れた時間は平日の午後で、見学している方が2人いました。
中には、旧瓜生家住宅を管理している方がいて、中を説明してくださいました。
昔の家なので、様々な仕掛けがあり、作りにもこだわった建物です。
中は、うす暗くて、不思議な感じがしました。
旧瓜生家住宅は、神明社とあわせて訪れるのもいいですよ。
機会がありましたら訪れてみてくださいね。
<旧瓜生家住宅>
非日常度
まとめ
今回は、道から見えた建物が気になって訪れると、そこには、想像していなかった光景がありました。
鯖江の街中に、このような場所があったことに驚きです。
旧瓜生家住宅は、タイムスリップをした非日常を味わえるスポットです。
旧瓜生家住宅とあわせて、神明社を訪れてみてるのもいいです。

休館日には注意してください。
旧瓜生家住宅へのアクセス
住所:福井県鯖江市 水落町4丁目3-12
営業時間: 10:00~16:00
月・水・土・日
休館日:火・木・金
<交通アクセス>
<車の場合>
北陸自動車道鯖江I.Cから約10分
駐車場あり
<電車の場合>
福井鉄道神明駅から徒歩約2分
徒歩で5分ほどの所には古墳もあります。
その他の鯖江の観光地
福井県の古民家はこちら
⇒ おさごえ民家園
⇒ 丸岡町竹田の千古の家
⇒ 池田町にある堀口家住宅
⇒ 味真野苑の旧谷口家住宅
今回は、「旧瓜生家住宅」をしらべしました。
機会がありましましたら、足を運んでみてください。
気になったので、その正体を確かめに行ってみました。