国内最古の鉄道建築物を知っていますか?
国内最古の鉄道建築物が、旧敦賀港駅のランプ小屋です。
- ランプ小屋はどんなところなの?
- 小屋には何があるの?
- 訪れた感想は?
ここでは、旧敦賀港駅のランプ小屋をしらべてみました。
敦賀にあるランプ小屋

明治15年(1882年)11月に竣工したレンガの建物 「旧敦賀港駅ランプ小屋」
旧長浜駅舎と並び国内における最古の鉄道建築物のひとつ。
そのランプ小屋が、福井県敦賀市にあります。
ランプ小屋 | |
住所 | 敦賀市金ヶ崎町56 |
開館時間 | 午前9時から午後5時 |
休館日 | 年中無休(年末年始は公開休止) |
入館料 | 入場無料 |
<交通アクセス>
北陸自動車道・敦賀ICより 車で約10分
JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約8分 「金崎宮」停留所下車
JR敦賀駅より 車で約8分
赤レンガ倉庫から徒歩約5分

<ランプ小屋の地図>
ランプ小屋には何があるの?

シベリア鉄道を経由し、ヨーロッパ諸国と結ばれていた欧亜国際連絡列車の発着駅になっていた敦賀港駅舎。
(敦賀港駅舎は、金ヶ崎駅とも呼ばれていました。)
その駅にとって欠かせない存在だったのが「ランプ小屋」
現在の電車は、電灯が仕様されていますが、当時のSL時代には、ランプを使用していました。
ランプ小屋の内部には、蒸気機関車が使用していたランプの展示があります。

このような緑と赤いランプが展示されています。
箱形のタイプと丸型のタイプがあり、新型が箱形のタイプです。
- 1290形:丸型
- 新型1800形:箱形
赤と緑のランプを汽車の前後に取り付け、何の汽車なのかを判別していました。
例えば、通常の旅客車なら赤いランプ1つ取付

通常の貨物列車は、緑のランプと赤いランプを使用。
緑色が含まれると、貨物列車という意味があります。

当時は、このようなランプを使用して、何の汽車なのかを判別していました。
また、ランプの燃料として、灯油を使用していました。
ランプ小屋には、灯油缶の展示なども行われており、隣の部屋には資料の展示もあります。

レンガ造りのランプ小屋は、歴史を感じれるノスタルジックな雰囲気があります。
ランプ小屋の動画はこちら
まとめ
かつて世界への玄関口だった旧敦賀港駅。
東京から直行列車が着き、ウラジオストックを経てロシア鉄道経由でヨーロッパにつながっていました。
そんな鉄道とゆかりのある敦賀にいまなお、国内における最古の鉄道建築物の一つの「ランプ小屋」がひっそりと存在しています。

鉄道の歴史を感じることができます。
近くにある 旧敦賀港駅舎(敦賀鉄道資料館)とあわせてみるといいです。
ランプ小屋の先には、金崎宮へとつながっていますので、ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
<ランプ小屋周辺の観光名所>
釣り好きには釣り公園へ行くのもいいです。
今回は「敦賀にあるランプ小屋」をしらべてみました。
機会がありましたら、鉄道の歴史に触れてみてください。
小さくて見落としやすいので注意してください。