『越前市の治左川を知っていますか?』
治左川は、水面に浮かぶように咲くバイガモが咲く川です。
- 「治左川は、どこにあるの?」
- 「梅花藻はいつ咲くの?」
- 「魅力は何なの?」
今回は、越前市の治左川をしらべてみました。
治左川

治左川(ちさがわ)は、福井県越前市上真柄町にある清流。
この川は、単に水がきれいなだけでなく、珍しい特徴があることで知られています。
治左川は、トミヨがいて、バイガモが咲く川として注目されています。

この特別な川では、見たことのないトミヨや水面に咲く美しいバイガモを目にすることができます。
静かな流れと自然の美しさが調和した治左川を楽しむことができます。
治左川の場所は?
治左川の場所:越前市上真柄町44
治左川は、武生インターチェンジから車で約5〜10分ほどの距離に位置していますが、場所は少し分かりにくいので注意が必要です。
バイガモが咲く川への行き方は、武生インター沿いの県道262号線から東運動公園の方へ進みます。
東運動公園近くの道路脇に、水色の看板が立っています(左側にあります)。

水色の看板を見落とさないように注意してください。
道路脇を流れる川なので、通行の迷惑になる路上駐車は禁止です。

車は、近くの上真柄公民館の駐車場に止めれるようです。
治左川の魅力は?
治左川には、3つの特徴があります。
<一つ目>

水温の低い清水に住む、トゲウオ科の淡水魚「トミヨ」の生息地です。

トミヨは、全長5~6cmほどの小さな魚。
現在、トミヨは、絶滅危惧種、絶滅の恐れのある地域個体群などとして、環境省のレッドリストに指定されています。
トミヨは、横の水槽で育てられていました。

水槽をのぞくとトミヨ発見!

トミヨは、細長い魚です。(2匹写っています)
川では、サワガニを見つけました。

サワガニがいるのは、水がキレイな証拠です。
<二つ目>


治左川井戸は、ふくいのおいしい水にも認定されています。
(ふくいのおいしい水は現在35箇所あります)

治左川へ水汲みに来られる方もいますし、地域の方が利用しています。
<三つ目>

治左川では、6月下旬~8月末頃には、梅の花に似た梅花藻(バイカモ)の花が咲きます。

冷涼で流れのある清流中に生育し、キレイな花が水面から顔を出します。
開花のタイミングが合えば、水面に咲く白い花を楽しめます。

治左川の川幅は広くはありません。

梅花藻(バイカモ)の花を楽しむなら、7月上旬~8月上頃に訪れるのがいいです。

バイカモは、梅の花に似た小さなかわいい花です。
<注意点>

川には絶滅危惧種のトミヨが生息しているため、川の中を歩かないでください。
梅花藻(バイカモ)の頃の動画はこちら。

長時間手をつけれないくらい冷たい水です。
ぜひ、福井のおいしい水も味わってみてください。
まとめ
バイカモ (梅花藻)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草の水草。
日本固有種で現在は分布域も限られ、都道府県別レッドデータブックでは、絶滅危惧種に指定されているバイカモ。
そんなバイガモがある「治左川」は自然が豊かな川。

グリーンの水草にプカプカ浮いているような、キレイな白い花を楽しんでください。
近くには、庚申の水(八兵衛のお清水)もあります。
万葉集にもかかわりが深い、味真野地区にある「万葉の里」では、睡蓮やハスがみれます。
その他の越前市の観光名所はこちら
今回は、越前市の「治左川」を調べてみました。
近くに来た際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?