<福井しらべ>
越前市の治左川をしらべてみた
福井県越前市にある治左川を知っていますか?
治左川(ちさがわ)は、
福井県越前市上真柄町にあるキレイな川。

ただ、水がきれいなだけではなく、
珍しい特徴のある川。
治左川は、
トミヨがいて、バイガモが咲く川として有名な場所です。
まずは、治左川の場所から。
<治左川の地図>
場所:越前市上真柄町
武生インターから、
5〜10分ほどです。
東運動公園の近くには、
このような看板があります。

大きな通りから中に入るので、場所は分かりにくいです。
治左川の魅力は?
治左川には、3つの特徴があります。
<一つ目>

トゲウオ科の淡水魚「トミヨ」の生息地です。

全長5~6cmほどの小さな魚。
現在、トミヨは、
絶滅危惧種、絶滅の恐れのある地域個体群などとして、
環境省のレッドリストに指定されています。
サワガニも見つけました。
サワガニがいるのは、水がキレイな証拠です。

<二つ目>


ふくいのおいしい水にも認定されています。
(ふくいのおいしい水は現在34箇所あります)

水汲みに来られる方もいますし、
地域の方が利用しています。
<三つ目>

治左川では、6月下旬~8月末頃には、
梅の花に似た梅花藻(バイカモ)の花が咲きます。

冷涼で流れのある清流中に生育し、
このようなキレイな花が水面から顔を出します。
開花のタイミングが合えば、
水面に咲く白い花を楽しめます。

滋賀県の醒ヶ井が有名ですが、
実は、越前市の治左川でもこのように間近で見ることができます。
川幅は広くはありません。
(2mちょっと、バイガモが咲くのは約100mの区間)

梅花藻(バイカモ)の花を楽しむなら、
7月上旬~8月上頃に訪れるのがいいです。

バイカモは、
梅の花に似た小さなかわいい花です。
梅花藻(バイカモ)の頃の動画はこちら。

長時間手をつけれないくらい冷たい水です。
ぜひ、
おいしい水も味わってみてください。
<まとめ>
バイカモ (梅花藻)は、
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草の水草。
日本固有種です。
分布域も限られ、
都道府県別レッドデータブックでは、
絶滅危惧種に指定されている場合もあるバイカモ。
そんなバイガモがある
治左川は自然が豊かな川。

熱心な保護活動で、川が守られています。
グリーンの水草にプカプカ浮いているような、
キレイな白い花を楽しんでください。
近くには、万葉の里もあります。
(車で5分ほど)
万葉集にもかかわりが深い、
この地区にある「万葉の里」では、睡蓮やハスがみれます。
その他の越前市の観光名所はこちら
いかがでしたか?
今回は、越前市の「治左川」を調べてみました。
近くに来た際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?