「橘 曙覧(たちばな あけみ)をご存知ですか?」
福井市には、橘曙覧の記念文学館があります。
- 橘曙覧とは一体どのような人物だったの?
- 福井市橘曙覧記念文学館には何があるの?
- 橘曙覧記念文学館へ訪れた感想はどうだった?
今回は、足羽山のふもとにある「橘曙覧記念文学館」を調べてみました。
橘 曙覧
橘 曙覧は、日本の歌人で、越前国(現在の福井県)生まれの人です。
特に有名なのが『独楽吟』で、「楽しみは」というフレーズで始まり、「○○○とき」という形で終わる、身近な言葉で表現した一連の和歌集です。
橘 曙覧は、知る人ぞ知る福井の有名人です。
独楽吟の特徴は、「たのしみは」で始まり「○○○とき」で終わる所です。
独楽吟で有名な橘 曙覧の歌が、世界的に知れ渡るきっかけがありました。
1994年、明仁天皇、皇后美智子(いずれも当時)がアメリカを訪問した折、ビル・クリントン大統領が歓迎の挨拶の中で、この中の歌の一首「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」を引用してスピーチをしたことで、その名と歌は再び脚光を浴びることになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%98%E6%9B%99%E8%A6%A7
橘曙覧を知ることができる場所が、福井市の足羽山のふもとにある「橘曙覧記念文学館」です。
橘曙覧の世界観に触れることができ、身近な言葉で表現する和歌を楽しめ、文学好きには特におすすめです。
橘曙覧記念文学館
福井市の足羽山のふもとにある「福井市橘曙覧記念文学館」は、橘曙覧の生涯と作品を紹介する施設です。
展示室には、橘曙覧の「独楽吟」全52首がイメージポールで展示してあり、訪れる人々に彼の詩の世界を身近に感じさせます。
また、曙覧の住まいを復元した「藁屋」もありました。
橘曙覧の作品に触れることで、彼が詠んだ日常の楽しみや風景を感じることができます。
曙覧の「たのしみは」で始まる和歌に触れ、身近なところにある、日常の楽しみを感じてみてください。
自分で「たのしみは」で始まる歌を作ってみると、新たな楽しみを見つけることができるかもしれません。
橘曙覧記念文学館
場所:福井県福井市足羽1丁目6-34
開館時間:9時~17時15分 (入館は16時45分まで)
観覧料:一般:100円
道路沿いには、橘曙覧記念文学館の駐車場(無料)があります。
横の愛宕坂を登っていくと、「橘曙覧記念文学館」があります。
バスで行く場合は、バス停22番・愛宕坂下車 徒歩約1分
橘曙覧記念文学館はどこにあるの?
橘曙覧記念文学館は、足羽山のふもとにあり、愛宕坂(あたござか)を登っていくと左側に記念文学館があります
愛宕坂の石段は、笏谷石でつくられ145段(石段は全長165m)
風情のある階段を上っていくと石碑があり、横に橘曙覧記念文学館の建物の入口があります。
橘曙覧記念文学館を越えて、愛宕坂をさらに登ると上にも歌碑があります。
橘曙覧の歌碑「はるにあけて先みる書も天地のはじめの時と読いづるかな」
橘曙覧の直筆で彫られていますので、時間がある方は見てみてください。
その上には、しだれ桜で有名な足羽神社があります↓
橘曙覧記念文学館へ訪れた感想
福井市の愛宕坂を登って橘曙覧記念文学館へ訪れた日は、穏やかな午後。
幕末の福井が生んだ歌人、橘曙覧についての知識はあまりなかった私ですが、この場所で彼の詩の世界に深く触れることができました。
「独楽吟」全52首の展示を通して、彼の和歌が現代にも通じる日常の楽しみを如何なく表現していることに気づきました。
施設内には、曙覧の住まい「藁屋」が復元され、古き良き時代の雰囲気を肌で感じることができます。
また、彼の作品に直接触れ、日常に潜む小さな幸せを再発見する機会になりました。
記念館の外には風情ある愛宕坂があり、石段を上るごとに、時代を超えた詩人の息遣いを感じることができる場所でした。
まとめ
今回は、「福井市橘曙覧記念文学館」を調べてみました。
福井市橘曙覧記念文学館は、足羽山のふもとにあり、愛宕坂を登ると左側にあります。
館内は1階と2階の展示があり、橘 曙覧に関する資料や「たのしみは」で始まる一連の和歌、曙覧の住まいを復元した展示がありました。
そのすぐそばに、愛宕坂茶道美術館もありましたので、興味がある方は合わせて訪れてみるのもいいかもしれません。
機会がありましたら橘曙覧記念文学館へ訪れてみてはいかがでしょうか?
また、福井市内には「橘曙覧の藁屋跡」があります。
橘曙覧記念文学館のアクセス
橘曙覧記念文学館 | |
住所 | 福井県福井市足羽1丁目6−34 |
開館時間 | 9時00分~17時15分 |
入館料 | 一般 100円 |
JR福井駅から徒歩約20分
JR福井駅から車で8分ほど(駐車場あり)
道路沿いには、橘曙覧記念文学館の駐車場(無料)があります。
横の愛宕坂を登っていくと、「橘曙覧記念文学館」があります
バスで行く場合は、バス停22番・愛宕坂下車 徒歩約1分
橘曙覧記念文学館近くの足羽山に関する情報はこちらの記事↓
コメント