橋本左内の銅像がある「左内公園」啓発録の5訓とは?

左内公園

福井市にある左内公園を知っていますか?

橋本左内は、有名な福井藩士で藩政にも参画しました。

その橋本左内の公園が福井市にあります。

  • 左内公園には何があるの?
  • 橋本左内はどんな人なの?
  • 啓発録の5訓とは?

ここでは、福井市の『左内公園』を調べました。

左内公園は2023年10月から改修工事が行われ、橋本左内の像も移設されます。

目次

橋本左内とは?

橋本左内の像

福井藩主・松平春嶽に学才と見識を認められ、藩政に参画した幕末の志士「橋本左内」

橋本左内は、若くして亡くなった抜きん出た存在の一人。

幕末維新を象徴する西郷隆盛は、最期のときまで左内の手紙を手元に置くほど高く買っていた人物。
 

橋本左内は、天保5年(1834年)福井城下の医師の家に生まれました。

大阪で蘭学、医学を学び、福井藩主の松平春嶽に側近として登用。

24歳で藩校明道館の経営を任され、積極的に西洋の学問や技術を取り入れ、藩士の教育に力を注ぎました。

橋本左内

将軍の後継問題で対立する井伊直弼が大老になり、「安政の大獄」で処刑。

処刑された時の年齢は26歳という若さです。

左内公園はどんなところ?

左内公園の入り口

左内公園は、足羽川の堤防から少し住宅地の方へ入ったところにある公園。

橋本左内の銅像やお墓、芝生広場、小さな遊具もあります。

公園の左側には、橋本左内の大きな銅像が立っています。

橋本左内の大きな銅像

公園は、草刈りも行われ、花なども植えられていて整備されている公園。
 
銅像の奥には、橋本左内お墓があります。

橋本左内の墓

安政の大獄で刑死:安政6年10月7日(1859年11月1日)
享年26歳。

橋本左内のお墓に立ち入ることはできません。

啓発録の5訓

啓発録の5訓

橋本左内が自分への啓発のために15歳の時に残した「啓発録」が有名。

啓発録とは、橋本左内が自分への「啓発」のために15歳の時に残したもの。

「啓発録の5訓」とも呼ばれ、福井市の左内公園には「5訓」の石碑もあります。

啓発録の5訓

  • 稚心を去る
  • 気を振う
  • 志を立てる
  • 学に勉める
  • 交友を択ぶ

15才の時に、これからどのように生きていくのかを書いたのが啓発録です。

時代が変化した今の時代でも、とても大切にしなければいけないことが書かれています。

左内公園には、啓発録の5訓が書かれた石碑があるので、チェックしてください。

立志式

福井県内の学校では、橋本左内を題材にした授業があります。

中学生の時に、立志式が行われている学校も多いです。

橋本左内が15歳の時に啓発録の5訓を著したのに合わせて、中学2年生の時に行われています。

啓発録の5訓のひとつに「志を立てる」というのがあり、志を立てたり、自分なりの5訓をつくったような記憶があります。
 
今改めて思うと、志を立てることは大切なことだが、さらに大事なのはその強さ。

志を行動へと変えて、常に結び直すことが必要だと感じました。

左内公園へ訪れて、啓発録の5訓について、もう一度考えるきっかけになりました。

芭蕉宿泊地 洞哉宅跡

洞哉宅跡

左内公園の一角には「洞哉宅跡」があります。

洞哉宅は、松尾芭蕉が福井を訪れた時に宿泊した場所です。

洞哉は、奥の細道に福井の俳人として描かれた人物で、この近くに住んでいたようです。

左内公園には、松尾芭蕉に関する展示があり、整備されていました。

パネルには、奥の細道の旅の説明や福井で詠まれた句が書かれています。

芭蕉コーナー

芭蕉は福井で二泊。日時は元禄2年8月11日と言われます。

公園には「芭蕉宿泊地 洞哉宅跡」と書かれ、芭蕉の句が書かれた句碑があります。

名月の見所問ん旅寝せん

見えにくいですが、石碑に句が書かれています。

名月の見所問ん旅寝せん 松尾芭蕉
 
その後、芭蕉は敦賀の方へ向かっています。

奥の細道では、越前で詠まれた句が五句あります。

北陸道のサービスエリアには、松尾芭蕉の石碑もありますので、もし機会がありましたら石碑もみてください。

左内公園には、橋本左内だけでなく、松尾芭蕉の宿泊地 洞哉宅跡があったことに驚きました。

もし機会がありましたら、左内公園に訪れてみてください。

左内公園のアクセス

左内公園
住所福井県福井市左内町7−7

駐車場はありません。

JR福井駅から徒歩で15分ほど(約1.2km)
 
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今回は、「左内公園」を調べてみました。

福井駅周辺の観光時に立ち寄ってみるといいかもしれません。

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