毛谷黒龍神社(福井市)はどんな神社?ご利益・見どころをまとめました

毛谷黒龍神社

「毛谷黒龍神社(けやくろたつじんじゃ)」をご存じですか?

福井市・足羽山のふもとにあるこの神社は、地元では親しみを込めて「くろたつさん」と呼ばれ、厄祓いや安産祈願の神社として知られています。

境内は決して広くありませんが、願掛け石や厄割り石、なで石など、参拝しながら自然と気持ちを整えられる見どころが集まっています。

今回は、実際に毛谷黒龍神社を訪れて、どんな神社なのか、どんな人に向いている場所なのかを暮らし目線で正直にまとめました。

タップできる目次

毛谷黒龍神社とは

毛谷黒龍神社

毛谷黒龍神社(けやくろたつじんじゃ)は、福井市毛矢に鎮座する神社です。

地元では親しみを込めて「くろたつさん」と呼ばれています。

名前から「こくりゅう」と読まれることもありますが、正式にはくろたつ

九頭竜川の守護神・黒龍大明神をお祀りする神社として、古くから信仰を集めてきました。

福井空襲の被害を免れたことでも知られ、現在の社殿は貴重な歴史を今に伝えています。

どんなご利益がある?

毛谷黒龍神社は、特定の願いに偏りすぎない一方で、次のような祈願で参拝される方が多い神社です。

  • 厄祓い
  • 子授け・子育て
  • 腹帯祈願
  • 安産祈願
  • 無病息災

とくに、人生の節目や家族に関わる願いごとで訪れる人が目立ちます。

毛谷黒龍神社にはさまざまな御利益があるとされています。
特に、厄祓子授け子育て腹帯祈願、そして安産祈願にご利益があると評判です。

境内の見どころ(コンパクトだが内容は濃い)

毛谷黒龍神社の境内は、決して広くはありません。

ですが、参道から本殿、各祈願スポットまでの流れが分かりやすく、初めてでも自然に巡れる構成になっています。

一つひとつの場所に役割があり、短時間の参拝でも「きちんとお参りした」という実感が残りやすいのが特徴です。

本殿(黒龍大明神)

御本殿

境内に入ったら、まずは本殿へ向かいます。

九頭竜川の守護神とされる黒龍大明神をお祀りする場所で、境内の中心となるお社です。

街中に近い立地ですが、本殿周辺は空気が落ち着いており、参拝中に人の話し声が気になることはあまりありません。

願いごとがはっきりしている場合も、特に決まっていない場合も、ここで一度、気持ちを整えて手を合わせる参拝者が多い印象です。

願掛け石(八幡神社横)

願掛け石

本殿の近く、八幡神社の横にあるのが願掛け石です。

願いを心に思い浮かべながら、石を3回打つと良いとされています。

実際に打ってみると、「コン」と澄んだ音が境内に響き、自然と気持ちが切り替わる感覚がありました。

大きな動作は必要なく、静かに願いを込められる点が、この神社らしいポイントです。

厄割り石

厄割り石

厄割り石は、盃(かわらけ)を投げて割ることで、心の中に溜まった厄や悪い流れを断ち切るとされる場所です。

  • 初穂料:100円(1枚)
  • 願いを書いて割るタイプではなく、
    最後に息を吹きかけてから投げるのが特徴

投げ方によっては割れないこともあり、「うまくいかなかった=ダメ」という雰囲気ではありません。

無理に力を入れず、気持ちの区切りとして行う人が多いようです。

幸運のなで石

幸福のなで石

境内の一角にあるのが、蛇が彫られた幸運のなで石

案内には「1年の無病息災を願ってなでてください」と書かれています。

特別な作法はなく、手でそっとなでるだけ。

厄割り石のような動きのある祈願とは対照的で、落ち着いた気持ちで触れられる場所です。

参拝の最後に立ち寄る人も多い印象でした。

西宮恵比須神社

西宮恵比須神社

境内には西宮恵比須神社も鎮座しています。

こちらは、商売繁盛や仕事運を願う方に向けたお社。

自営業の方や、仕事の節目を迎えた人が立ち寄ることが多いようです。

本殿参拝とあわせてお参りしても、無理のない距離感で回れるのもポイントです。

御朱印について

毛谷黒龍神社の御朱印

毛谷黒龍神社には御朱印があります。

龍が描かれたものを中心に、数種類(5パターン前後)用意されています。

  • 通常御朱印:300円
  • 大判サイズ:500円

御朱印集めをしている方には、印象に残りやすいデザインです。

書き置きの大判サイズ御朱印やおみくじもあります。

※毎月最初の辰の日には、記念の和龍絵馬が授与されます。
※1月10日は「十日えびす」の行事あり。

駐車場はある?

駐車場

参拝者用の駐車場がありますが、やや少なめです。

  • 道路沿い(案内板あり)
  • 足羽山側へ少し上がった場所

満車になることもあるため、基本は道路沿いの案内付き駐車場を利用するのが無難です。

毛谷黒龍神社の初詣について

毛谷黒龍神社は、初詣の参拝先としても地元で親しまれている神社です。

大きな観光神社のような派手さはありませんが、年のはじめに静かに手を合わせたい方には、ちょうどいい雰囲気があります。

三が日は参拝者が増えますが、福井市内の中では比較的落ち着いた初詣スポットという印象です。

午前中から昼前後にかけては人が多くなりやすく、夕方以降はゆっくり参拝しやすい傾向があります。

初詣の時期は、厄祓いや家族の無事、安産祈願などを願う参拝者が多く見られます。

初詣の注意点

初詣期間は駐車場が混みやすいため注意が必要です。
年によっては周辺に臨時駐車場が用意されることもありますが、台数は多くありません。

徒歩や公共交通機関を利用できる方は、福井鉄道「足羽山公園口」から徒歩5分ほどのアクセスを選ぶとスムーズです。

初詣期間中も、お守りや御朱印を授かることができます。
ただし、混雑時は御朱印が書き置き対応になる場合があります。

御朱印帳への直書きを希望する場合は、三が日を避けるか、比較的空いている時間帯を選ぶとよいでしょう。

実際に訪れて感じたこと

社務所

境内に入ると、街中とは少し空気が違います。

参拝者はいますが、話し声が響くような雰囲気ではありません。

厄割り石やなで石など、「何かをする」参拝ポイントが多い分、気持ちの切り替えがしやすい神社だと感じました。

短時間でも、「ちゃんと参拝した」という実感が残りやすい場所です。

こんな人には向いています

石を打つ

毛谷黒龍神社は、派手な観光地というより、日常の延長でふと立ち寄れる神社です。

  • 厄祓いや安産祈願を考えている
  • 福井市内で、さっと立ち寄れる神社を探している
  • 静かすぎず、堅すぎない雰囲気が好き
  • パワースポットが好き

境内はコンパクトですが、願掛け石や厄割り石など、参拝しながら自然に気持ちを整えられるポイントが揃っています。

「今日は少し気持ちを切り替えたい」
「大きな神社は少し疲れる」

そんなときに、ちょうどいい距離感の神社です。

こんな人には向いていないかもしれません

一方で、次のような目的の方には、少し物足りなく感じる可能性があります。

  • 広大な境内を長時間散策したい
  • 観光要素を重視した神社巡りが目的

毛谷黒龍神社は、見どころが密集している分、「半日かけて回る観光スポット」というタイプではありません。

よくある質問(Q&A)

気になるQ&A

Q. 毛谷黒龍神社はどんなご利益がありますか?

手水舎

厄祓い、子授け、子育て、腹帯祈願、安産祈願などのご利益があるとされています。

九頭竜川の守護神をお祀りしていることから、人生の節目や不安を感じるタイミングで参拝する方も多い神社です。

Q. 境内は広いですか?どれくらい時間がかかりますか?

境内はコンパクトで、ゆっくり参拝しても20〜30分ほどが目安です。

本殿参拝に加えて、願掛け石・厄割り石・なで石などを無理なく巡れる構成になっています。

Q. 願掛け石や厄割り石は必ずやったほうがいいですか?

厄割り石を買う

必須ではありません。

参拝だけでも問題なく、気になるものだけ立ち寄る形で大丈夫です。

「今の自分に合いそうだな」と感じたものを選ぶ人が多い印象です。

Q. 御朱印はありますか?

はい、あります。

龍の絵が描かれた御朱印があり、複数の種類があります。

御朱印やお守りは、境内の社務所で授かることができます。

Q. 駐車場はありますか?

足羽山のふもと

参拝者用の駐車場がありますが、台数は多くありません

満車の場合もあるため、下の道路沿いの案内板がある駐車場を利用するのが無難です。

初詣の時期は臨時駐車場が設けられることもあります。

Q. 初めてでも参拝しやすい神社ですか?

はい。

境内が分かりやすく、参拝の流れもシンプルなので、初めてでも迷いにくい神社です。

観光地化されすぎていないため、落ち着いて参拝したい方にも向いています。

まとめ

毛谷黒龍神社は、「特別な観光地」というより、暮らしの節目で思い出される神社です。

境内はコンパクトですが、厄割り石やなで石など、祈りの形がはっきりしていて、短時間でも気持ちを整えやすい場所だと感じました。

厄祓いや家族に関わる願いごとがあるとき、選択肢のひとつとして覚えておくと安心できる神社です。

毛谷黒龍神社のアクセス

「一期一会。」

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