『へぇ~ 今庄にこんな場所があったんだ!?』
今庄には、風情を感じれる宿場町が今も残っています。
- 宿場町には何があるの?
- 観光スポットはどこ?
- 今庄宿のオススメの場所はどこ?
今回は、南越前町にある今庄宿を調べてみましたので、今庄周辺の観光やお出かけの参考にしてください。
今庄宿には何があるの?
今庄宿は、かつて北陸街道の一部であり、越前と若狭を結ぶ北国街道の玄関口として栄えた宿場町です。
※読み方は、今庄宿(イマジョウジュク)です。
北陸街道は、江戸時代に整備された交通路であり、商業や文化の交流が盛んに行われていた重要な道でした。
その中でも今庄宿は、交通の要所として栄え、多くの人々が行き交いました。
今庄には、当時の風情を感じれる宿場町が残っています。
町割り、道幅などは江戸時代からほとんど変わっていない、歴史のある場所が「今庄宿」です。
今庄宿は、歴史的な価値や風情を感じさせる宿場町として、観光客にとっても魅力的なスポットです。
今回は、今庄宿には何があるのかを調べるために、今庄駅周辺を散策してみました。
JR今庄駅
今庄宿の散策のスタート地点がJR今庄駅。
JR今庄駅は2017年に新しくなりました。
駅の待合室には、鉄道関連の資料や歴史を解説するコーナーがあり、小さな売店ではお土産などの販売もしています。
JR今庄駅周辺の記事はこちら
JR今庄駅の入口には、「鉄道のまち」を象徴する蒸気機関車の動輪モニュメントが設置されています。
昭和37年の北陸トンネル開通まで北陸本線最大の難所といわれた敦賀-今庄間では、「D51形蒸気機関車」が活躍していました。
登り坂が続く敦賀までの難所の峠を蒸気機関車が走っていました。
蒸気機関車の動輪モニュメントは、1mを越える、大きな車輪です。
写真撮影スポットです。
今庄駅の前には、「ほっこり広場」があり、休憩することが出来ます。
ほっこり広場というネーミングに、ほっこりさせられます。
駅の近くには、井戸水をくみ上げるポンプもありました。
レバーを動かすと、実際に水が出ます。
今庄宿のメインの通りへ行くには、ポンプの横の通りを山側に向かって進んでいきます。
[voice icon=”https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/05/しらべ.jpg” name=”” type=”l”] 今庄駅前から、東の方へ道を上がっていくと、昔の通りに出ることができます。 その通りには古い建物が多く見られます。[/voice]
昭和会館
R今庄駅から徒歩5分ほどの場所にある昭和会館は、昭和5年に田中和吉によって建てられた建物です。
建物自体が歴史的な価値を持ち、地域の人々にとっても大切な存在。
現在、昭和会館は公民館や地域の広場として利用されています。
地域の様々なイベントや集まり、文化活動が行われる場として、地域住民にとっての交流の拠点です。
脇本陣跡
昭和会館の隣にある福井藩脇本陣跡は、かつて加賀藩が利用していた歴史的な建物です。
そのため、「加賀本陣」とも呼ばれています。
本陣とは、藩主や重要な役人が滞在し、公務や政務を執るための施設であり、藩の政治・行政の中心となる場所でした。
京藤甚五郎家
京藤甚五郎家は、今庄宿の中でも古い建物の一つです。
この建物の特徴の一つとして、屋根には卯建(うだつ)が上がっており、雪に耐えるために太い登り梁が使われています。
これは、福井県の豪雪地帯に対応するための工夫であり、建物の耐久性を高める役割を果たしています。
隣がトイレになっていますので、トイレ休憩が出来ます。
京藤甚五郎家は、土日の開いている時は、中を見ることができます。
中の柱には、刀傷が残っていて、見ることができます。
旅籠 若狭屋
当時の今庄宿は、越前随一の宿場町でした。
若狭屋は、今庄宿の中でも大きな旅籠です。旅人や商人が行き交い、賑わいを見せていた場所。
その歴史的な建物や雰囲気は、現代でも保存・再現され、観光地として多くの人々に愛されています。
旅籠・若狭屋の中でおそばを食べることができます。
明治殿
庭の部分は公徳園と呼ばれ、福井藩の本陣跡です。
公徳園の奥にあるのが明治殿です。
明治殿は、明治時代に明治天皇が滞在された居室であり、福井を訪れた際に利用された場所です。
明治天皇は明治11年に北陸地方を巡幸された際に、福井にも訪れ、この明治殿に滞在されました。
明治時代の趣を感じながら、明治天皇が滞在された歴史の一部に触れることができます。
普段は建物の中には入れませんが、タイミングによって、開いている時があります。
明治殿の中
行在所(あんざいしょ)と書かれ、畳の部屋があります。
その他の建物
【カフェ 木の芽】
カフェ 木の芽は、明治殿の脇の方にある古民家カフェ。
手作りパンやコーヒーを楽しめますので、散策の休憩にもいいです。
<カフェ 木の芽>
営業時間 11:00~17:00
定休日:木曜日
【酒屋】
今庄宿は、江戸時代には、多くの酒屋があったそうです。
現在も江戸時代から続く酒蔵が4つあります。
【しげじろう】
しげじろうは、古民家れすとらん。
名物「今庄おろしそば」もあります。
営業時間:午前11時~午後2時
定休日:毎週火曜
今庄宿には、このような古い建物が数多く残っています。
まとめ
今回は、「今庄宿」をしらべしました。
今庄宿は、昔は重要な宿場町でした。
現在でも、その名残があり、独特の街並を楽しめる場所になっています。
当時は、越前(福井)に来る時は多くの人が立ち寄った場所で「坂本龍馬」なども立ち寄っています。
今庄宿の雰囲気や詳しい内容は、こちらの動画で確認してください。
この場所は、福井に住んでいる人でも、あまり気づかない場所なのでひっそりした雰囲気を味わうのもGOOD。
このような街並を散策することで、タイムスリップした非日常感を味わえます。
情緒ある町を散策してみてはいかがでしょうか?
また、今庄は鉄道の町としても有名!今庄には、蒸気機関車の展示があります。
南越前町には、花はす公園もあります。
7~8月中頃は「花はすまつり」が行われます。
今庄宿のアクセス
<今庄宿>
住所:南越前町今庄
(JR今庄駅から徒歩5分ほど)
車の場合、駐車場はJR今庄駅を使用します。
(今庄駅に駐車場があります。)
<交通アクセス>
・JR今庄駅から徒歩5分
・北陸自動車道今庄ICから車で10分
宿場町を上から眺めたい方は燧ケ城跡に行くといいです。
福井しらべ編集長
WEBライター兼クリエイター
福井生まれ。福井育ち。福井の情報や面白いスポット、美味しいお店など、実際の体験をもとに、わかりやすく提供することを心がけています。
趣味は英会話とカフェ巡り。福井のスポットを巡るのも好きです。福井の魅力を発見し、皆さんと共有できればと思っています。
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コメント
コメント一覧 (3件)
懐かしい写真を見ることができました。昔は、北陸トンネルができるまでは、同級生も、カヒル地区、二ツ家、大桐に住んでいました。今も、しっかりと、残されているのは、驚きです。未来にも残っていて欲しいですね!
今庄は、我が故郷です。今も実家には、母や兄弟・甥・姪が住んでおり、写真にも出ていました。ただ、当時に比べ、人も少なくなっているようで、写真にもお合った、若狭屋や甚五郎の家も人は住んでいないようで、さびしく思う次第です。
堀口様コメントありがとうございます。
今庄、いい所ですよね〜。昔に比べると人は少なくなっていますが、観光で今庄に行く方は増えています。
先日は、大型バスでの観光もありました。今後、周辺エリアは盛り上がって行くかもしれません。