<福井しらべ>
福井県で蒸気機関車がある場所

今庄に蒸気機関車があるのを知っていますか?
北陸路の峠越えの宿場町として栄えた
福井県南越前町の今庄には、蒸気機関車があります。

急勾配の北陸本線旧線では、蒸気機関車 D51が活躍していました。
蒸気機関車を「Steam Locomotive」の頭文字をとって、
SLとも呼ばれます。
日本では、1975年に日本国有鉄道 (国鉄) で営業運転を全廃しました。
(その後は、イベントなどでの走行のみです)
福井県の今庄には、現在も蒸気機関車(SL)が展示されています。
蒸気機関車があるのは、
ふれあい会館「今庄サイクリングターミナル」です。

このような蒸気機関車が展示されています。
今庄サイクリングターミナルへのアクセス
住所:福井県南条郡南越前町今庄85−2-18
<交通アクセス>
<車の場合>
北陸自動車道今庄ICから車で10分
国道365号線沿い
<電車の場合>
JR北陸本線今庄駅から徒歩5分
レンタサイクル、日帰り入浴も可能です。
今庄の蒸気機関車 D51形
今庄に展示されている蒸気機関車は、
D51形 D51481

デゴイチと呼ばれるD51形蒸気機関車
展示してある蒸気機関車の運転席ものぞけます。

ここに展示されているのは、
中国地方で活躍した機関車です。
実際に、
北陸本線を走っていた車両ではありません。
今庄~敦賀間で活躍したD51を
町制20周年を記念して設置しました。

D51481:標準形
蒸気機関車は、
製造時期による区分があります。
・初期形
・標準形
・戦時形
今庄にあるのは「標準形」です。
鷹取工場製
昭和15年(1940年)製造
蒸気機関車の動画はこちら
「福井県の今庄にある蒸気機関車を見てみた。」
その当時は、
敦賀までは13個のトンネルと、二か所のスイッチバックで進んだそうです。
険しい斜面を登坂・降坂するため、
進行方向を転換するジグザグに敷かれた線路を、
行ったり来たりしながら登ります。
敦賀 – 今庄間は、木ノ芽峠を避け、
敦賀市の海岸部に近い杉津駅を経由する峠ルートを通っていました。
スイッチバックを擁して、
急勾配を上り下りする厳しい条件の区間。
現在もそのトンネルが残っていて、
お化けトンネルと呼ばれたりします。
(旧柳ヶ瀬トンネル)

お化けトンネルへ行ってみてください。
心霊スポットにもなっています。
(福井県敦賀市刀根 県道140号線)
JR今庄駅
また、JR今庄駅には、
「鉄道のまち」を象徴する蒸気機関車の動輪モニュメントを設置しています。

このようなモニュメントも駅前にあり、JR今庄駅は、新しくなっています。
2017年3月には「今庄駅前ほっこり広場」が完成しています。
JR今庄駅がおしゃれな感じになりました。
駅周辺では,今庄宿の面影が見れます。
今庄宿は、
京、越前・若狭を結ぶ北国街道の玄関口です。
<まとめ>
その当時、
今庄からの山越え勾配線は、とても大変なことだったようです。
1962年6月
北陸トンネルができて大きく変化。
北陸トンネルの開通によって電化され、福井県の嶺北と嶺南の物流や交流もより盛んになりました。
電化により、
蒸気機関車はなくなりましたが、鉄道の歴史で、重要な役割を果たしてきたのが今庄です。

現在も現在蒸気機関車があります。
また、
今庄では「SLデゴイチ」が登場!
当時を彷彿とさせる蒸気機関車デザインの観光バスです。
SLバス
南越前町D51形蒸気機関車風観光バス

夏期間の週末は、
花はす公園へのシャトルバスとして走行しています。
福井県には、
今庄以外にも蒸気機関車が展示されている所があります。
・福井運動公園 D51 607:福井県福井市
・中央児童公園 C58171:小浜市大手町
・第3公園 C58212:敦賀市本町 本町第3公
こちらは、機会があれば更新します。
いかがでしたか?
今回は、「蒸気機関車」をしらべしました。
機会がありましましたら、足を運んでみてください。
その蒸気機関車が福井県にもあります。