花筐公園の「薄墨桜」を知っていますか?
薄墨桜は、山の上にある大きな桜の木で福井県指定の天然記念物。
秘かな桜スポットとして知られています。
- 薄墨桜へ行く方法は?
- どれぐらいの時間がかかるの?
- 薄墨桜の見頃はいつ頃なの?
今回は、越前市にある花筐公園の「薄墨桜」を調べてみました。
花筐公園の薄墨桜とは?
![花筺公園の桜](https://azimano.info/wp-content/uploads/2018/04/DSC01439.png)
花筐公園は、越前市の粟田部町にあり、春には約1000本の桜が満開になることで知られています。
4月上旬から中旬にかけての見頃時には、桜の美しい景色を見れる有名な花見スポット。
花筐公園の上の山(南三里山)には、福井県指定の天然記念物 「薄墨桜」があり、春の美しさを一層感じさせてくれます。
![公園の地図](https://azimano.info/wp-content/uploads/2018/03/DSC00925.png)
花筐公園に登山口があり、山を登って薄墨桜をみに行くことができます。
ハイキングがてらに桜を味わいたい方は、「薄墨桜」へ行ってみるのがいいです。
薄墨桜までの距離や時間は?
![花筐公園内の登山口](https://azimano.info/wp-content/uploads/2021/09/IMG_2464.jpg)
薄墨桜を見に行くには、山の中腹まで約1キロ、20分程度の登山が必要です。
途中、約500m地点に孫桜があります。
薄墨桜へ行くには、少し山を登る必要があるため、服装や履物には注意が必要です。
薄墨桜の開花時期は?
花筐公園の薄墨桜の開花時期は、通常の桜の時期と同じです。
2024年は4月1日ごろから開花が始まり、遠くから見ても色づいています。
2023年3月14日に東京で桜が開花し、2020年、2021年と並んで統計開始以来もっとも早い開花。
花筐公園の薄墨桜の開花も早まり、2023年は3月22日に開花しています。
※2022年の開花は、4月1日頃からで、2022年は、4月7日ごろで見頃でした。
薄墨桜がある山を見て、色づいていたら見頃です。
開花状況を双眼鏡などで確認してから見にいくといいかもしれません。
薄墨桜の行き方は?
![IMG_3803](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3803.jpg)
薄墨桜の登り口は、花筐公園の琴弾山展望台にある登山道です。
(展望台の前は、車を止めれるスぺースが3台ほどあります)
看板に書かれているように、孫桜と薄墨桜があります。
案内板には、薄墨桜まで900mと書かれていて、「900メートルならすぐそこだろう」と思い登り始めました。
登りはじめると、けっこうな山道です。
![IMG_3811-horz](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3811-horz.jpg)
山道を登っていくと、孫桜を発見!
「淡墨桜」の分木の「孫桜」
![IMG_3813](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3813.jpg)
樹齢420年の桜(ひがん桜)です!
案内板には、朝倉義景が織田信長の越前侵攻に備えて粟田部城を築城し、記念として薄墨桜の新芽を植樹したと書かれています。
途中の孫桜までは、登り出して約8分ぐらいかかっています。
孫桜を越えて少し進むと、薄墨桜の看板が見えてきました。
![IMG_3818](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3818.jpg)
看板には、あと10分と書かれています。
あと10分!!!
「えぇ~あと10分もあるのか~」
さすがに心が折れそうになりました。
しかも、道がさらに険しい感じになっていきます。
![IMG_3820-horz](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3820-horz.jpg)
「せっかくここまで登って来たのだから、薄墨桜まで行こう!」
目の前の道をただひたすら進んでいくと、突然、目の前が開けました。
![IMG_3821](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3821.jpg)
展望台のようなものが現れ、この上に薄墨桜があります。
右側を見てみると山の斜面には、大きな桜の木が薄墨桜です。
薄墨桜
![IMG_3824](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3824.jpg)
山の斜面にある木が福井県の天然記念物の「薄墨桜」です。
<薄墨桜>
- 樹種:エドヒガン
- 根回り:5.3メートル
- 根通り:4.0メートル
- 樹高:9.0メートル
福井県指定天然記念物
![IMG_3823](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_3823.jpg)
案内板には、継体天皇が即位のために京へ上がる時に形見として残した桜と書かれています。
薄墨桜は、1503年に現在の頂上近くに移植されたそうです。
数年前に大きな枝が折れてしまいました。
![薄墨桜](https://azimano.info/wp-content/uploads/2020/03/IMG_6228.jpg)
木の中央の黒い部分が枝があった所です。上に大きく伸びた木でした、
孫桜から薄墨桜までかかった時間は、約5分ぐらいでした。
途中にあと10分の看板がありましたが、10分はかからずに行けました。
下の展望台からなら、ペースにもよりますが、15分ぐらいでも登れそうです。
桜が咲くと山の中にピンクのきれいな花が咲きます。
![IMG_1446](https://azimano.info/wp-content/uploads/2017/03/IMG_1446.jpg)
2019年の開花は、4月2日頃~です。
薄墨桜は遠くから見ても、山の中にピンクの桜の木が見えますので、望遠鏡でチェックしてから行ってみるのもいいかもしれません。
春のサクラの時期に、薄墨桜へ登ってみてはいかがでしょうか?
トレッキング感覚で足を運んでみるのも楽しいですが、けっこうな山道なので長靴などの方が良さそうです。
薄墨桜の先も山道は続き、山の上には行司ヶ岳城址、三里山展望台があります。
行司ヶ岳城址に関してはこちらの記事↓
![](https://azimano.info/wp-content/uploads/2021/09/Accessories-2021-09-30T125613.082-300x169.jpg)
![](https://azimano.info/wp-content/uploads/2021/09/Accessories-2021-09-30T125333.651-300x169.jpg)
三里山の方へ向かうと絶景展望台があります。
![](https://azimano.info/wp-content/uploads/2020/03/Accessories-2020-03-31T114205.974-300x169.jpg)
まとめ
今回は、越前市の「薄墨桜」をしらべしました。
薄墨桜を見に行くには、花筐公園から20分ほど山を登る必要があります。
例年の開花は4月上旬ですが、暖冬の時は3月22日ごろから開花が始まることもありました。
![](https://azimano.info/wp-content/uploads/2023/12/3ffc16aba8d2b18a03dec4936e9e2243-1-150x150.jpg)
遠くから山の中にある桜が見えますので、双眼鏡などで確認してから登るのもいいです。
機会がありましましたら、山の中の薄墨桜に足を運んでみてください。
花筐公園のアクセス
花筐公園の場所は、福井県越前市粟田部町(あわたべちょう)
花筐公園 | |
住所 | 福井県越前市粟田部町17-20 |
<花筐公園のアクセス>
【電車】JR武生駅から和紙の里行き福鉄バスで花筐公園口下車徒歩5分
【車】北陸道武生ICから約15分 北陸道鯖江ICから約20分
駐車場あり(無料 約50台)
※花筐公園は佐山姫公園と隣接しています。
福井の桜はこちらの記事↓
![](https://azimano.info/wp-content/uploads/2018/04/Accessories-70-300x169.jpg)
![](https://azimano.info/wp-content/uploads/2018/04/Accessories-70-300x169.jpg)
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