福井県池田町(冠山峠)から冠山登山をしてみた。

『福井県池田町にある冠山を知っていますか?』

冠山は日帰り登山ができる人気の山です。

  • 冠山の登り口はどこ?
  • 山頂まではどれぐらいかかるの?
  • 注意点はどこ?

池田町から冠山へ登ってみましたので、その体験談と登山の注意点を調べました。

冠山はどんな山?

冠山は、岐阜県と福井県にまたがる標高1,257mの山

尖った山の形が冠型ということが山名の由来で、「日本三百名山」の一つ。

尖った形状が特徴で、その美しいシルエットが遠くからでも目を引きます。

頂上に辿り着いた時に感じる達成感は格別であり、山岳愛好家やハイカーにとっては魅力的な山です。

冠山の登山道は自然豊かな景観が広がり、壮大な景色と共に山の魅力を満喫することができます。

登山口の冠山峠

今回は、岐阜と福井の県境の「冠山峠」から登山しました。

冠山峠へは、池田町から国道417号線を車で通り、登り口の「冠山峠」へ行きました。

冠山峠:標高1,050m(駐車スペースがあります)

冠山峠登山口の標高がすでに1000mを越えています。
 
冠山の標高は標高1257mなので、標高だけみると200mの山を登る感じです。
 
冠山の登山は、山頂までの距離が2キロちょっとと比較的短いですが、標高が1000mを超えるため、装備はしっかりしたほうがいいです。

適切な服装、登山靴、雨具、水と食料、地図やコンパスなど必要な道具を準備して、安全面も重視してください。

冠山の登山口

登山口には、石碑と看板があります。
 
登山道の最初は、背の低い木々の間を抜けていき、ゆったりとした空気や森の静けさを感じながら、頂上を目指す旅が始まります。

登山中に見える奥の尖った山が「冠山」です。

その姿はまさに山の冠のようで、迫力があります。

一歩一歩登っていくうちに、その山が近づいてきます。

まずは、山頂の下にある「冠平」を目指します。

冠平までの道のりは、ただ登り続けるだけではなく、登りと下りを繰り返しながら進んでいきます。

途中、3つのピークを越えていき、各ピークを越えるたびに、新たな景色や展望が待っています。

せっかく登ったのに、また下る?という感じになります。

冠山峠から冠平までの登山動画はこちら↓

今回はゴープロで撮影しながら登りました。

ヤブ笹から始まり、雑木林を尾根伝いに進んでいきます。
 
冠山峠から冠平は35分ほどでした。

ペースは速めなので、通常1時間ぐらいはみた方がいいかもしれません。

クマザサが広がる冠平

山頂直下の北側は冠平(かんむりだいら)と呼ばれます。

冠平の標高:1170m

上から見ると、中央の地面が見えている所が冠平です。

冠平は、広場になっているので休憩したり、食事をしたり出来ます。

周辺には、クマザサが生えています。

冠平には、遭難碑があります。

冠山では、1955年(昭和30年)11月6日に遭難事故があり2人亡くなっています。

寒くなる時期、冬場は特に注意が必要です。

 
冠平の雰囲気はこちらの動画で

冠平から山頂

画像で見えている岩肌部分を登って山頂へ向かいます。

山頂までは急な登りになり、岩肌の急斜面が立ちはだかります。

岩の斜面は、雨の日や雨の後の登山は、特に滑りやすくなることがありますので注意が必要です。

濡れた地面や岩場は滑りやすくなるため、適切な登山靴や滑り止めのある装備を使用することが重要。

登山中には頻繁に足元を確認し、安定した歩行を心掛けましょう。

さらに、落石にも警戒が必要です。

両手を使い、岩をしっかりつかんで登ります。

画像は急に見えますが、まっすぐ登るのではなく、登りやすい所をジグザクに登ります。

一部、ロープもあり、岩肌を登るので慎重に登ってください。
 (特に下る時は注意してください。)

冠山山頂

冠山山頂:1256.6m

山頂には、標高の書かれた石碑がありました。

奥に見える湖が徳山湖(岐阜県)

山頂からは360度見渡せ、気持ちがいいです。

山頂のスペースはそれほど広くはないため、10人ぐらいが限界です。
 
冠平から山頂はこちらの動画

冠山登山のデータ

冠山峠スタートから戻ってくるまでの時間 9:08~11:05

登山時間:約2時間
(今回、早めのペースで山頂まで45分でした。ペースは動画で確認してください。)

距離:7.4km
歩数:10500歩
すれ違った人:14人
出会った生き物:蛇
(よくいる少し黄緑っぽい無毒のヘビ)

登山道周辺にあった動物のフン:3か所(木の実を食べてる動物のフン)
 

ガイドでは、冠山峠から頂上まで徒歩約2時間となっています。

休憩しながらゆっくり登ると山頂まで2時間ぐらいみた方がいいです。

冠山の注意点

冠山には、いくつかの注意点があります。

・山頂直下は岩肌を登ることになります。十分注意してください。
・冠平周辺などは、クマザサが生い茂っています。足元に注意してください。
(いないとはおもいますが、短パンで登るのは危険です)
・天候が変わりやすいので注意してください。さえぎるものが少ないので風も強いです。 (天気は事前に確認してください)
・クマはいますので、注意してください。クマの話はこちら ⇒ クマと遭遇
・標高差も少なく登りやすいですが、1000mを超えますので油断しないでください。
・山頂付近では足をすべらせないように気をつけてください。
・水、行動食、最低限の登山用品は持って行きましょう。
・携帯はつながりません。
 (3G回線で山頂のみ微妙にアンテナ立ちました。基本つながらないです。)
・明るいうちに下山できる計画で、時間に余裕を持ってください。
・無理をしないでください。無理そうな時は、引き返す勇気も必要です。
・できれば複数人で登るのがいいです。
・登山口までは細い山道が続くので、車の運転に十分気をつけてください。

冠平から山頂は、急な登りが続きますので、気をつけて登山を楽しんでください。

登山口までの道路はこちらの記事
 (冬期間は通行止めです。11月下旬から5月末頃まで)

池田町の国道417号線(冠山峠)を調べてみたら恐ろしいことに・・・

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まとめ

冠山は日帰り登山ができる人気の山です。

登山口から山頂までは、2時間ほどみておくといいです。

※ペースは個人差がありますので、休憩時間も考慮して、余裕を持っていくのがいいです。

山頂直下は岩肌になるので、十分注意して登ってください。
 
池田町の中心地から登山口までは距離があり、道も狭いので十分注意してください。
 
池田町の観光スポットはこちら

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今回は「冠山登山」をしてみました。

山登りは自然との触れ合いやリフレッシュにも役立つ素晴らしいアクティビティです。

冠山登山を通じて、自然の美しさや厳しさに触れ、体力や精神力の向上にも繋がります。

安全に登山を行い、素晴らしい自然の中での経験をたくさん積んでください。

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