南越前町のアカタン砂防堰堤群へ行ってみた。どんな場所なの?何があるの?

アカタン砂防

「アカタン砂防堰堤群を知っていますか?」

アカタン砂防堰堤群は、南越前町にある砂防堰堤です。

明治時代に作られ、100年以上を経た「アカタン砂防堰堤群」

ここでは、アカタン砂防堰堤群は、どんな所なのかを調べてみました。

目次

アカタン砂防堰堤群

アカタン砂防堰堤群

アカタン砂防堰堤群は、明治30年代に作られた築造された9基の砂防堰堤です。

赤谷川の土砂災害を防ぐために作られ、建設機械ではなく、人の手によって石を積み上げて築きあげられています。

アカタン砂防堰堤群は、「アカタン砂防」と呼ばれています。

2004年に国の登録有形文化財に登録され、アカタン砂防堰堤群は、7基の石積堰堤と2基の土堰堤で構成。

明治時代に作られ、重機などではなく、人の手によって作られたというのが大きなポイントです。

一時期、土砂などで埋まっていましたが、現在は整備されしっかりした石積みを見ることができます。

アカタン砂防の場所は?

赤谷川

アカタン砂防堰堤群は、南越前町古木を流れる赤谷川にあります。

近くには、リトリートたくらがあり、その横の川の上流に向かって進むとアカタン砂防堰堤群があります。

砂防は、作られてから100年以上経過していますが、見た目はそんなに経っているように感じませんでした。
 
今も砂防堰堤として機能し、土砂災害防止になっています。

砂防は、自然景観にマッチしていて、堰堤周辺には散策路があり、ベンチなども整備されています。

登録有形文化財に登録され、今もその役目を果たしています。

アカタン砂防九号堰堤

アカタン砂防九号堰堤

一番下にあるのが、アカタン砂防九号堰堤です。

一番大きな堰堤は、堤長112m、高さ11m。

下流部では堆積物の流下を防ぐような作りになっていて、全体で一つの砂防として機能しています。
 

リトリートたくらの方から舗装路を進み、林に入っていくと、九号堰堤の斜面が見えてきます。

アカタン砂防九号

キレイに敷き詰められた石積みの壁が出てきます。

9基の堰堤群より上流にも、小規模な堰堤や流路工があります。

コンクリートの砂防とは違い、芸術作品のような雰囲気もあり、存在感がある砂防です。
自然な感じで調和しているという言葉がぴったりです。

一番大きなアカタン砂防八号堰堤

アカタン砂防八号堰堤

アカタン砂防九号堰堤の看板ではない方の道を登っていくと八号堰堤があります。

アカタン砂防八号堰堤が一番大きく、堤長112m、高さ11m

堰堤へ続く道は狭めですが、舗装路が続いています。

途中に獣除けの柵があり、柵を開けて通らなければいけません。

獣除けの柵

車がすれ違えないほどの道なので注意が必要です。

大きな車で行くのは避けたほうがいいです。

アカタン砂防堰堤群の感想

アカタン

アカタン砂防堰堤群は、赤谷川の上流部にあります。

一番下にあるのが、アカタン砂防九号堰堤。
 

砂防は遊歩道になっていて、堰堤群を見ながら上の方まで行くことができます。
(八号堰堤、奥の東堰堤、松ヶ端堰堤と続いていきます。)

今回は、雨が降ってきたためアカタン砂防八号堰堤までしか行っていません。八号堰堤の少し先にベースキャンプがあります。

ベースキャンプ

ベースキャンプの先は、未舗装になり、車で行くのは厳しいです。
 
遊歩道を進むと砂防がたくさんあるので、またの機会に行ってみたいと思います。

区間全体は3.6キロメートルほどあります。
1号堤(大平ミズヤ堰堤)まではかなり距離があり、2時間以上かかるかもしれません。
8号堰堤辺りまでは気軽に行けますが、その先は注意が必要です。

下にある、リトリートたくらは、キャンプ場のある施設なので、キャンプ時に周辺を散策してみるといいかもしれません。

アカタン砂防堰堤群のアクセス

アカタン砂防堰堤群
住所福井県南条郡南越前町古木

 
北陸自動車道今庄ICから車で約15分

南越前町にある南条の花はすの記事はこちら

近くにある美味しいピザ屋さん

福井県の低山はこちら

今回は、南越前町の「アカタン砂防堰堤群」へ行ってみました。

自然が好きな方、文化遺産に興味がある方は、立ち寄ってみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次