福井を代表する観光名所「永平寺」へ、どうやって行けばいいのだろう…
- 福井駅から永平寺までの行き方は?
- 一番便利で安い交通手段はどれ?
- 所要時間や料金は?
この記事では、福井駅から永平寺までのアクセス方法をわかりやすく解説します。
バス・電車・タクシー・自家用車、すべての行き方を比較できるので、旅行プランの参考にしてください。
永平寺はどんな所?

永平寺(大本山永平寺)は、福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山。
道元禅師によって開かれた禅の修行道場で、年間50万人以上が訪れる福井屈指の観光地です。
見どころ

永平寺は、厳かな空気と美しい建築、自然の調和が魅力の禅の修行道場です。
観光の見どころとして特に人気なのが以下の3つです。
- 傘松閣の絵天井
230枚の花鳥彩色画が天井に描かれた大広間。特別な5枚の絵柄があり、探す楽しみも。 - 修行僧が暮らす空間
現在も多くの修行僧が日々修行に励む現役の道場。静寂の中に禅の精神が息づいています。 - 禅体験ができる宿「柏樹関」
永平寺隣接の宿泊施設。坐禅や写経、精進料理など、非日常の禅体験ができます。

永平寺は、日常から離れて心と体を整えたい方におすすめです。
参拝情報
永平寺を訪れる際は、基本的な拝観ルールや設備を知っておくと安心です。
拝観は予約不要で、時間内であれば自由に参拝できます。
【永平寺参拝料金】
大人個人:700円・小中学生:300円
※団体割引あり。未就学児は無料です。
【拝観時間】
8:30〜16:30(年中無休)
※最終受付は16:00
滞在時間目安:約1時間(階段が多いので歩きやすい靴で)
境内は階段や石畳が多く、見学ルートも広いため、歩きやすいスニーカーや履き慣れた靴での参拝がおすすめです。冬場は特に滑りやすくなるので注意しましょう。
【方法別】福井駅から永平寺への行き方
福井駅から永平寺へ向かう方法はいくつかありますが、目的や予算、移動の快適さによって最適な手段は異なります。
ここでは、バス・電車・タクシー・自家用車の4つのアクセス方法を比較しながら、それぞれの特徴や注意点をわかりやすく解説します。
「初めて永平寺に行くけど、どのルートを選べばいいかわからない」という方も、この記事を参考に自分に合ったアクセス方法を見つけてください。
永平寺へアクセスしやすいオススメの方法は、「バス(特急永平寺ライナー)」です。料金も手頃で、乗り換えなしで永平寺へ行けます。
永平寺へバスで行く方法

福井駅東口から出ている特急 永平寺ライナー(京福バス)を利用するのが、もっとも便利でコスパも良い方法です。
バスのチケットは、えちぜん鉄道福井駅(福井駅東口側)のバスチケットセンターで購入可能。
また、交通系ICカード、タッチ決済のクレジットカードでの乗車もできます。
- 所要時間:約30分
- 料金:750円(大人片道) / 380円(子供)
- 乗り場:福井駅東口(駅裏)
- 座席:予約不可、先着順
発車時刻(2025年7月時点)
- 福井駅発:9:50 / 10:50 / 11:50 / 12:55 / 13:50 / 14:50(最終)
※土日や繁忙期は混雑するため、早めの行動をおすすめします。
バス乗り場

永平寺へ向かう特急バス乗り場は「福井駅東口」(駅裏)にあります。
福井駅東口から永平寺までの所要時間は約30分(バスにトイレはありません。)
特に土日は並んでいることもあります。
永平寺のバス乗り場は、永平寺から参道を下った所にあります。(永平寺までは徒歩400mほど)
特急バス永平寺ライナーは、永平寺発 16:20 が最終。
※2025年7月時点のダイヤ
福井駅から永平寺のバス本数は少ないため、乗り遅れないように注意してください。
永平寺へえちぜん鉄道+京福バスで行く方法

永平寺へ電車(えちぜん鉄道)とバスを利用して行く方法もあります。
- えちぜん鉄道:福井駅 <=> 永平寺口駅(約25分)
- バス:永平寺口駅 <=> 大本山永平寺(約15分)
※電車とバスの乗り換え待ち時間があります。
参考料金:電車460円+バス430円=890円
電車+バスは乗り換えが必要で、待ち時間もあります。
永平寺のみ訪れようと思うなら、福井駅からの特急バス(永平寺ライナー)の方が便利です。

永平寺口駅から永平寺までは6.5kmほどあるため、徒歩で1時間30分ほどかかります。
永平寺までは上りになるため、徒歩はおすすめではありません。バスの利用がおすすめです。
土日祝日は、荒谷停留所から志比停留所間を自動運転車が走行しています。

自動運転車は、ZEN drive(ゼンドライブ)が荒谷から永平寺門前口まで運行し、自動運転車に乗るには、荒谷停留所までの移動が必要です。
※永平寺口駅から荒谷停留所までは約5kmほどあり、徒歩だと1時間程度かかります。
自動運転車の走行距離は、荒谷停留所から志比停留所の約2キロメートル。所要時間10分。
自動運転車の運賃:大人100円/中学生以下50円
永平寺へタクシーで行く方法

福井駅から永平寺へタクシーで行く場合、タクシー乗り場は、福井駅前と福井駅東口にあります。
- 料金目安:片道5,000円前後
- 所要時間:約30分
- メリット:ドア to ドアで楽。公共交通の時刻に縛られない。
タクシー料金は、あくまで目安料金で、交通状況や時間帯によって変動する可能性があるため、事前に運転手に確認すると安心です。
タクシーは大人数や荷物が多い場合に便利な手段。
※4人以上での利用なら割り勘でコスパ良し。
永平寺へ自家用車・レンタカーで行く方法
中部縦貫自動車道の永平寺大野道路が開通し、高速道路での永平寺方面へのアクセスが良くなっています。
車の免許があり、1日いろいろなところを移動したい場合は、レンタカーを借りるのもいいかも知れません。
(福井駅周辺にレンタカーのお店がいくつかあります。)
- 福井北ICから約15分
- 駐車料金:300〜500円程度
- 町営駐車場:400円
- 永平寺駐車場:1時間300円、最大500円(2024年現在)
門前町に並ぶ土産物屋の駐車場は、お土産を買うと無料になる所もありますが、カギを預けなければいけない所もあります。
町営駐車場は、少し離れていますが400円(普通車)

バス、マイクロバスの場合は、町営駐車場を利用します。(中型車、大型車料金設定あり)
2019年7月には、永平寺駐車場が新しく出来ました。

- 1時間まで300円
- 以降30分毎に100円
- 24時間最大料金:500円
駐車場の金額は高くても500円以内です。
駐車場探しは迷いますが、参道の方へ車で入っていくと、最終的には行き止まりで進入禁止になります。

※参道付近は車両進入禁止区域があるため、Uターンして戻らないといけないので注意してください。
<その他の永平寺周辺スポット>

永平寺から福井方面に向かう途中に、胡麻豆腐の里があります。
永平寺御用達「團助ごまどうふ」のお店です。
住所:福井県永平寺町荒谷24−7−1
車で行く場合、永平寺に向かう道沿いには、お蕎麦屋さんが数件あります。
お腹がすいている方は、そばなどを食べるのもいいかもしれません。
【冬に行く方へ】永平寺のアクセス注意点

冬の永平寺を訪れる際は、雪道や寒さへの対策が必須です。幻想的な雪景色が楽しめる反面、アクセスには注意が必要です。
- 永平寺周辺は積雪が多く寒冷地
- 冬季(12月〜2月)はスタッドレスタイヤ必須
- 歩道に融雪装置がない場所もあり、滑り止めの靴推奨
特に年末年始は混雑しやすく、道路の渋滞や駐車場の混雑も予想されます。
時間に余裕を持って移動し、安全第一で冬の永平寺をお楽しみください。
【年末年始情報】初詣・唐門開扉・臨時バス

永平寺は、初詣での参拝も多く、年末年始は混み合いますので注意してください。
新年は大本山永平寺で普段は通行することができない「唐門」を開扉しています。
- 2024年の正月は唐門の開扉は行われません
- 参拝時間(例年):12月31日20:00〜1月1日2:00 / 1月1日8:30〜16:00
- 臨時バスあり(京福バス公式サイトで最新情報を確認)
正月は、福井駅から臨時の路線バスが運行していますので、京福バスなどで確認した方がいいです。

まとめ|福井駅から永平寺へのベストな行き方は?

今回は、福井駅から永平寺へ行く方法をしらべてみました。
福井駅から永平寺へ行く最も便利な方法は、特急 永平寺ライナー(京福バス)を利用することです。
片道750円とリーズナブルで、約30分で到着するので、金額と時間のバランスが良く、特におすすめです。
交通手段 | 所要時間 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|---|
特急バス | 約30分 | 750円 | 乗り換えなし、コスパ◎ |
電車+バス | 約1時間〜 | 890円 | 乗り換えあり、旅気分◎ |
タクシー | 約30分 | 約5,000円 | 快適、自由度◎ |
自家用車 | 約30分 | 駐車場代:300〜500円 | 旅行プランに柔軟対応◎ |
車をお持ちの方は、自家用車でのアクセスも便利。
永平寺周辺には駐車料金300円〜500円の駐車場があり、スムーズに訪れることができます。
なお、永平寺を拝観する際には、拝観料700円が必要です。
訪れる前に準備しておきましょう。
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