福井県越前市にある歴史ある浄土真宗の寺院「毫摂寺(ごうしょうじ)」。
地元では「五分市本山(ごぶいちほんざん)」とも呼ばれ、毎年夏には「大寄り」と呼ばれる祭りが開かれます。
この記事では、毫摂寺の基本情報や見どころ、そして大寄りの開催時期についてご紹介します。
毫摂寺(ごうしょうじ)とは?

毫摂寺は、越前市の味真野地区にある大きなお寺です。
- 住所:福井県越前市清水頭町2-9
- アクセス:
- 武生インターから車で約5〜10分
- JR武生駅からバス利用(※本数が少ないため要注意)
- 最寄りバス停:五分市本山口
もともとは親鸞聖人が出雲路に創建し、第2世善鸞に附与したのが始まりと伝えられています。
その後、越前一向一揆の兵火により被害を受け、慶長元年(1596年)に現在地へ移転して再興されました。

境内には大きな門があり、日中は開放されていますが、夜になると閉ざされる荘厳な雰囲気。
また、昭和8年には与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れて歌を詠んでおり、その歌碑も境内に残されています。
この一帯を「五分市(ごぶいち)」と呼ぶため、通称「五分市本山」といわれています。
「大寄り」とは?

毫摂寺で行われる「大寄り(おより)」は、地元の人々に親しまれてきた夏祭りです。
- 開催日:毎年8月27日・28日(親鸞聖人命日に合わせて開催)
- 内容:境内で盆踊りや露天商の出店があり、夜には多くの人でにぎわいます。
昔に比べ規模は小さくなったものの、今も伝統行事として続けられています。
※大寄りは、2020年、2021年は中止でした。
※2022年は、8月27日から8月28日に開催され、それ以降は毎年行われています。
交通規制について
- 通行止め時間:8月27日・28日 10:00〜22:00
- 毫摂寺前の通りは、祭りの両日とも歩行者天国となります。
周辺の見どころ

毫摂寺のある味真野地区は、歴史や自然が感じられる静かなエリアです。
観光とあわせて立ち寄れば、落ち着いた雰囲気の中で越前の魅力を楽しめます。


まとめ

毫摂寺は、越前市の味真野地区にある歴史ある浄土真宗の大寺院です。
毎年8月27日・28日に行われる「大寄り」では、盆踊りや屋台が並び、多くの人でにぎわいます。
アクセスは車が便利ですが、祭り当日は周辺道路が通行止めになるため、事前の確認が必要。
越前市を訪れる際には、荘厳な雰囲気が漂う毫摂寺と、夏の風物詩である「大寄り」をぜひ体感してみてください。
お寺の雰囲気はこちらの動画で
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