「ハス(蓮)とスイレン(睡蓮)の違いが分かりますか?」
ハスとスイレンは全く別の植物です。
最大の違いは花の咲く位置。
ハスは水面から高く咲き、スイレンは水面に浮かびます。
この記事では、写真での見分け方と福井県内で観賞できるスポットをご紹介します。
ハスとスイレンは別の植物

「ハス」と「スイレン」は見た目が似ているため、同じ植物だと思われがちです。
しかし、実際には全く異なる種類の植物です。
- ハス(蓮):ヤマモガシ目ハス科
- スイレン(睡蓮):スイレン目スイレン科
目も科も異なる、まったく別の植物なのです。
【一目でわかる】ハスとスイレンの見分け方5つ

1. 花の咲く位置で見分ける
最も分かりやすい違いは、花の咲く位置です。
- ハス:水面から30〜100cm高い位置で咲く(丈夫な茎が水面から伸びる)
- スイレン:水面、または水面近くで咲く(浮いているように見える)
遠くから見ても、この違いですぐに見分けられます。
花はすの動画はこちら
2. 葉の形で見分ける

どちらも円形の葉ですが、よく見ると違いがあります。
- ハス:葉に切れ込みがなく、完全な円形
- スイレン:葉の一部にV字の切れ込みがある
3. 葉の質感で見分ける

触ったり、水をかけたりすると違いがよく分かります。
- ハス:光沢がなく、水を弾く(撥水性がある)
- スイレン:光沢があり、ツヤツヤしている
ハスの葉は「蓮の葉効果」として知られ、水滴が玉のように転がります。
スイレンの動画はこちら
4. 開花時期で見分ける
開花時期や花の寿命にも違いがあります。
- ハス:7月〜8月上旬(花は3〜4日で散る)
- スイレン:種類により異なる(耐寒性と熱帯性がある)
スイレンの方が花の寿命が長く、長期間楽しめます。
5. 食用になるかで見分ける
料理に使えるかどうかも、大きな違いの一つです。
- ハス:根がレンコン(蓮根)として食用になる
- スイレン:小さな根で食用にならない
レンコンは「蓮(ハス)」の根っこです。
スイレンからはレンコンは採れません。
花はすとスイレンの比較動画はこちら
ハス・スイレンの観賞は午前中がおすすめ

ハスもスイレンも、早朝に花を開き、夕方には閉じる種類が多いです。
特にハスの花は、午前中の早い時間帯が最も美しく咲いています。
ふっくらとした花びらを楽しみたい方は、午前7時〜10時頃の訪問がおすすめです。
福井県でハス・スイレンが見られる場所
花はす公園(南越前町)
福井県を代表するハスの名所です。
- 見頃:6月下旬〜8月中旬
- 特徴:約130種類のハスが植えられており、世界中のハスを観賞できる
- イベント:毎年「はすまつり」が開催される(6月下旬〜8月中旬)
- 規模:日本有数のハス園
早朝には「早朝観蓮会」も開催され、朝露に濡れた美しいハスの花を見ることができます。

越前の里味真野苑(越前市)
ハスとスイレンの両方を観賞できる貴重なスポットです。
- 見頃:7月上旬〜中旬(両方見られる時期)
- 特徴:庭園内でハスとスイレンを比較しながら観賞できる
- アクセス:越前市の中心部から近く、訪れやすい
ハスとスイレンの違いを実際に見て確認したい方には、特におすすめです。

ハスの豆知識
ハスは観賞用としてだけでなく、食用や文化的な面でも日本人に親しまれてきました。
ここでは、私たちの食卓に並ぶレンコンのことや、ハスに込められた意味についてご紹介します。
レンコンについて
レンコンはハスの地下茎(根っこ)で、日本では古くから食用とされてきました。
- 穴が空いている理由:水中で呼吸するための空気の通り道
- 栄養:ビタミンCや食物繊維が豊富
- 福井県内でも栽培されている
ハスの花言葉
ハスの花言葉は「清らかな心」「神聖」です。
仏教では極楽浄土に咲く花とされ、お寺でよく見られるのはこのためです。
まとめ:ハスとスイレンの違い

ハスとスイレンの主な違いをまとめます。
ハスの特徴
- 水面から高い位置で咲く
- 葉に切れ込みがない(完全な円形)
- 葉に光沢がなく、水を弾く
- 7月〜8月上旬が見頃
- 根がレンコンになる
スイレンの特徴
- 水面に浮かぶように咲く
- 葉にV字の切れ込みがある
- 葉に光沢がある
- 種類により開花時期が異なる
- レンコンにはならない
福井県では、花はす公園や越前の里味真野苑で、これらの美しい花を観賞できます。
特に7月上旬〜中旬は、ハスとスイレンの両方が見頃を迎える貴重な時期です。
早朝の涼しい時間帯に訪れて、ハスとスイレンの違いを実際に見比べてみてはいかがでしょうか?
花を楽しみたい方は、越前市にはたけふ菊人形もあります。

