高浜町の観光地図を見ていると、聖徳太子が開祖と伝えられるお寺がありました。
歴史の授業で出てきた「聖徳太子」が開祖!?
気になったので、そのお寺へ行くことにしました。お寺の名は、「馬居寺」です。
今回は、「馬居寺」はどんな所なのかを調べて見ました。
馬居寺
「本光山 馬居寺」
馬居寺は、高野山真言宗のお寺です。
馬居寺は、「まごでら」と読むのかと思いましたが、「まごじ」と読みます。
馬居寺には、馬頭観音菩薩が安置されています。
馬頭観音菩薩は、頭に馬が付いている観音さんです。
今回、初めて馬頭観音菩薩の存在を知りました。
最初、頭に馬がついている観音さんは想像ができませんでした。(寺務所で頂いた、写真を見てイメージができました。)
<馬頭観音菩薩のいわれ>
聖徳太子が若狭に来られた時に、愛馬がいなくなり探している時、南の山から馬の鳴き声がして光明が輝いたののが、馬頭観音菩薩につながっているそうです。
馬居寺は、馬頭観音菩薩が居ることが、名前の由来になっています。
馬頭観音像は、馬が人間の悩みを食い尽くしてくれるといわれ、魔障を砕き、苦悩を絶つとされています。
馬居寺はどんな所なの?
馬居寺は山の中にあります。道は整備されていて、車で行くことができます。
馬居寺は、和田ビーチに近い若狭和田駅に近いです。(近いといっても、若狭和田駅から徒歩で約20分)
馬居寺へ行くには、通りから山側の道へ入ります。案内板を曲がって細めの道を進みます。
山道をずーっと進んで行くと、北陸三十三ヶ所観音霊場 第2番札所。
若狭三十三ヶ所観音霊場 第30番札所と書かれた馬居寺の石碑があります。
横には古い石段の階段があり、その階段を登ると本光山と書かれた門があります。
最初に、寺務所へ立ち寄りました。
(ご用の方はベルを押してくださいと書かれています。)
山門をくぐった寺務所の前に、扇石があります。
扇石は踏むと縁起がいいそうです。扇石は、一目でわかる扇の形をしています。
扇石のすぐ横には、梅の木があり、花が咲くと華やかになりそうです。春は桜もキレイです。
お寺の方に説明を聞いて、馬頭観音菩薩は見れないけれど、上に本殿があるので行ってみてくださいと言われたので、向かうことにしました。
馬居寺の本殿は、さらに上の方にあるので、山道を進みます。
道は車が通る幅があるので、車で行くこともでき、上には少し広めのスペースがあります。
ここのスペースに車を止めました。
道の横に、熊野大社があります。
その横に少し先には、弁財天の神様が祀られていました。
馬居寺には、弁財天坐像があります。
参道を進むと、上には旧観音堂が見えました。
横の石碑には、馬頭観世音菩薩と書かれています。
苔むす石段を登っていくと、旧観音堂があります。
こちらの旧観音堂に馬頭観音が安置されていたようです。建物は高浜町の指定有形文化財です。
(現在は新しい観音堂があります)
馬居寺の馬頭観音は平安時代のものと言われます。通常は、その姿を見ることはできない秘仏で、馬頭観音のご開帳は24年おきです。
次のご開帳は、まだ先ですが、見てみたい方はぜひ2026年に訪れてみてください。
ただし、ご開帳は、3日間のみと限られていますので注意してください。
馬居寺は、石仏群があり、山の斜面に数百体の石仏が並んでいます。鎌倉から江戸時代のものと言われ、馬居寺は歴史のあるお寺です。
馬居寺は、桜の木があり、特に桜の時期がおすすめです。
秋の紅葉も綺麗なので、四季の変化を感じる事ができるお寺です。
※同じ若狭高浜の中山寺にも、馬頭観音がありました。どちらも通常は見れない秘仏になっています。
馬居寺のアクセス
馬居寺 | |
住所 | 福井県大飯郡高浜町馬居寺3-1 |
拝観時間 | 9時00分~16時00分 |
若狭和田駅から徒歩で約20分
高浜町の観光スポット
今回は、高浜町の「馬居寺」へ行ってみました。
機会がありましたら訪れてみてください。
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