福井県から島根県へ出張や観光で訪れる機会は意外と多いものです。
出雲大社への参拝や松江城の観光、玉造温泉での宿泊など、魅力的な目的地が数多くあります。
しかし、いざ島根県へ行こうと思った時に悩むのが交通手段です。
- どの方法が一番早く着くの?
- 料金を抑えて行くにはどうすればいい?
- 荷物が多い場合はどの手段がおすすめ?
今回は、福井県から島根県への主要な交通手段を詳しく比較し、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
福井県から島根県へ行く方法

島根県は横に長い県で、県庁所在地の松江市は鳥取県寄りに位置しています。
一方、益田市は山口県寄りにあり、松江市から益田市まで車で約3時間30分もかかります。
主要な目的地までの位置関係
- 松江市(県庁所在地):鳥取県境に近い
- 出雲市(出雲大社):松江市から車で約40分
- 益田市:山口県境に近い
福井県から島根県松江市までの距離は約500kmで、移動には相応の時間がかかります。

県庁所在地は松江市です。
島根市ではないので注意してください。
交通手段別比較一覧表
福井から島根県の県庁所在地の松江市まで早く行く方法は、飛行機(バス、電車の併用)です。
時間(片道) | 金額(片道) | |
電車 | 約5時間32分~ | 18,050円 |
バス | 約7時間30分~ | 8,600円~ |
飛行機+(電車・バス) | 約4時間50分~ | 29,600円〜 |
自家用車 | 約6時間~ | 9,640円+ガソリン代4,400円 |
※料金は2025年1月時点の標準的な価格です。
※自家用車の料金にはETC料金とガソリン代を含みます。
福井から島根へ電車で行く場合

島根へ電車で行く時は、北陸新幹線、特急、新幹線を利用し、複数回の乗り換えが必要です。
利用路線: 福井駅 → 敦賀駅(北陸新幹線つるぎ・かがやき)→ 新大阪駅(北陸新幹線)→ 岡山駅(新幹線のぞみ・ひかり)→ 松江駅(特急やくも)
料金・時間
- 片道料金:18,050円(指定席料金込み)
- 所要時間:約5時間30分
- 乗り換え:3回
※指定席利用の場合、別途指定席料金がかかります。
平日朝の時刻例
- 福井駅発:10:19
- 松江駅着:15:51
メリット
- 最も安定した交通手段
- 天候の影響を受けにくい
- 座席が確保されている
- 途中の景色を楽しめる
デメリット
- 乗り換えが3回必要
- 各駅での待ち時間がある
- 混雑時期は指定席が取りにくい
出発時間によって、乗り換え駅、到着時間が異なりますので時刻表などで確認してください。NAVITIMEなどを利用すると分かりやすいです。
普通列車のみ利用(最も安い方法)

普通列車を利用して福井から島根へ行く場合の例を紹介します。
- 利用列車:ハピラインふくい、JR北陸本線、山陽本線、伯備線、山陰本線(福井 ⇒ 松江駅)
- 片道運賃:9,500円
- 所要時間:約12時間21分~(出発時間帯により変動します)
島根へ普通列車で行くには、乗り換えが必要です。
【朝一で行く場合の例(平日ダイヤ)】
- 福井駅発:6:45
- 松江駅着:19:06
- 乗り換え回数:7回
※乗り換えが必要となりますので、時間に余裕を持ってください。
※電車の乗継により、到着時間が大きく変わりますので注意が必要です。
青春18きっぷ

期間限定ですが、普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」もあります。
青春18きっぷは2024年12月に新しくなってリニューアルし、有効期間は連続する日数で設定(3日間または5日間)
青春18きっぷ 3日間用(10,000円)、5日間用(12,050円)
※青春18きっぷは、春、夏、冬休みに発売される切符です。
青春18きっぷの販売・利用期間
- 発売期間:2024年11月26日(火)~2025年1月8日(木)
- 利用期間:2024年12月10日(水)~2025年1月10日(土)
北陸新幹線開業に伴い、敦賀→福井区間は第三セクター(ハピライン)になっているため、ハピラインとJRを乗り継ぐ必要があり、ハピライン区間は別途費用が発生します。
※出発する時間により乗り換えが変わり、所要時間も変わり、普通電車は乗り換えが多いため注意が必要です。
「青春18きっぷ」の詳細はJRおでかけネットなどで確認してください。
⇒ https://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/deta
福井から島根へ飛行機で行く場合

小松空港から島根県の出雲空港への飛行機はありません。
飛行機で行く場合は、電車などで大阪(伊丹)空港へ行って、大阪空港から出雲空港行きの飛行機へ乗る方法があります。
福井⇒米原⇒新大阪⇒大阪空港(バス)⇒大阪空港(飛行機)⇒出雲空港(バス)⇒松江駅
※京都乗り換えで京都からバスで大阪空港へ行く方法もあります。
時間(片道) | 金額(片道) | |
電車・バス・飛行機 | 約4時間50分~ | 29,600円 |
飛行機は航空会社によって、出発時間や料金が変わります。
移動の日程に合わせて事前に確認してください。
福井から島根へバスで行く場合


福井から島根への直行バスはないため、大阪での乗り継ぎが必要です。
ルート: 福井駅 → 千里ニュータウン → 松江・出雲
料金・時間
- 福井~千里ニュータウン:3,500円(約3時間)
- 千里ニュータウン~松江:5,100円(約4時間30分)
- 合計:8,600円~
- 所要時間:約7時間30分(乗り継ぎ時間含む)
福井から大阪のバス移動は以下の記事も参考にしてください


メリット
- 料金が比較的安い
- 乗り換えが1回のみ
- 夜行便なら宿泊代が節約できる
デメリット
- 移動時間が長い
- 渋滞の影響を受けやすい
- 座席が狭く疲れやすい
- 繁忙期は料金が上がる
バスの運賃は変動するため、事前に移動予定日の価格をチェックすることをおすすめします。
福井から島根へ自家用車で行く場合
ここでは、福井から島根へ自家用車(普通車)で行く時の料金を記載しています。
北陸自動車道⇒敦賀JCT⇒舞鶴若狭自動車道⇒中国道吉川JCT⇒中国道⇒中国道落合JCT⇒米子自動車道⇒山陰自動車道
- 福井IC ⇒ 松江玉造IC
- ETC料金:9,640円〜
- ガソリン代:4,400円〜
- 所要時間:約6時間~
※車の料金は、ETCの時間帯割引、休日割引などは考慮していません。
<ETC割引に関して>
深夜割引 0時〜4時 30%割引
休日割引 土、日、祝日 30%割引
福井から島根までの距離は約500km
ガソリン代はリッター130円 燃費がリッター15キロの場合で計算しています。(ガソリン代4,400円)
距離があるため、クルマで行く際には運転に注意してください。
高速のJTC分岐が多いため、ナビはあったほうが便利です。
車を使用したい場合は、レンタカーを借りるのもありです。
⇒ 格安レンタカーを比較・予約
福井から島根へ行く方法のまとめ
福井から島根へ行くには以上のような方法がありました。
時間(片道) | 金額(片道) | |
電車 | 約5時間32分~ | 18,050円 |
バス | 約7時間30分~ | 8,600円~ |
飛行機+(電車・バス) | 約4時間50分~ | 29,600円〜 |
自家用車 | 約6時間~ | 9,640円+ガソリン代4,400円 |
※ETC時間帯割引などは考慮していません
目的別おすすめ交通手段
時間重視なら:飛行機併用
約4時間50分で到着できる最速の方法です。料金は高めですが、ビジネスや限られた時間での観光には最適です。
料金重視なら:普通列車
青春18きっぷの利用期間中なら圧倒的に安く移動できます。時間に余裕がある学生や鉄道ファンにおすすめです。
バランス重視なら:特急・新幹線
料金と時間のバランスが最も良く、一般的な旅行者に最もおすすめの方法です。
快適さ重視なら:自家用車
荷物制限がなく、好きなペースで移動できます。2人以上なら料金面でもメリットがあります。
島根までは、移動距離があるので日帰りでは難しいです。宿泊はネット予約が便利です。
楽天トラベル・Yahoo!トラベル・一休.comなどでお得な宿泊先が見つかることもあります。
島根県の主要観光地と名物・お土産
松江駅を起点とした主要観光地への所要時間
出雲大社(出雲市)
- 電車:JR山陰本線で約1時間
- 車:約40分
松江城
- 松江駅から徒歩約20分
- バス:約10分
足立美術館(安来市)
- 電車:JR山陰本線で約20分
- 車:約30分
玉造温泉
- 電車:JR山陰本線で約7分
- 車:約10分
▼ 島根県の名物・お土産
<必食グルメ>
- 出雲そば:日本三大そばの一つ
- 宍道湖のしじみ:絶品しじみ汁
<人気のお土産>
- 宍道湖のしじみ
- 出雲そば
- 松江銘菓 若草
- どじょう掬(すく)いまんじゅう
旅行に行かれる方は、お気をつけていってらっしゃいませ。
島根から福井はこちらの記事を参考にしてください


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