「福井県で起きた地震を知っていますか?」
福井地震は大きな地震でしたが、たまに福井県でも地震が起きています。
今回は、福井県で起きた地震を調べてみました。
福井県の地震状況
日本列島は地震列島といわれ、いつでも、どこでも大地震に襲われる危険性があります。
福井県でも、過去に大きな地震が起きています。
福井の地震といえば、真っ先に出てくるのが福井地震(福井大地震)
<福井地震>
1948年(昭和23年)6月28日16時13分に発生し、福井県を中心に北陸から北近畿を襲った地震。
震源地:福井県坂井郡丸岡町
規模:M7.1
震源の深さ:ごく浅い
都市直下型地震
東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ戦後3番目の規模の震災。
死者も約3700名となっています。
福井で地震の話をすると、必ずこの福井地震(福井大地震)の話が出てきます。
年配の方は、この地震の怖さが染み付いているようです。
福井県は、地震の多い地域ではありませんが、このような大きな地震が起きていることは、頭に入れておく必要はあります。
日頃から、地震の対策なども考えておくことは大事です。
また、福井が震源ではない地震で、福井が大きく揺れた地震があります。
福井県が揺れた地震は?
福井地震は、県民の印象に残っていますが、福井地震以外に福井が揺れた地震があります。
2020年3月までの福井で震度5以上の地震は、以下のような地震があります。
<福井の震度5だった地震>
1927年3月7日 京都北部 M7.3 震度6
1944年12月7日 京都北部 M7.9 震度6
1946年12月21日 和歌山県南方沖 M8.0 震度5
1963年3月27日 若狭湾 M6.9 震度6※気象庁の統計より。
近年、福井で震度5以上の大きな地震が起きていませんでしたが、2020年9月4日 9:10 福井県嶺北が震源の地震が起きました。(福井県坂井市で震度5弱)
震源の深さは約10キロ、マグニチュードは5.0と推定され、ここ数十年で大きな地震。
2024年1月1日 16時10分頃、石川県能登地方を震源とする地震があり、福井の嶺北では震度5強の揺れを観測する所もありました。
<阪神・淡路大震災の時の福井の震度>
1995年1月17日
阪神・淡路大震災の時の福井の震度は震度4でした。
<東日本大震災の時の福井の震度>
2011年3月11日
東日本大震災の時の福井の震度は震度3でした。
福井は、大きな地震があまりないため、地震に対する意識が弱くなっていることもあるので、注意していきたい所です。
最近起きた震度3以上の地震
福井県は比較的地震は少ないですが、時々地震が起きています。
- 2023年5月5日 14時42分頃、石川県能登地方を震源とする地震があり、福井の嶺北(あわら市)では震度4の揺れを観測。
- 2024年1月1日 16時10分頃、石川県能登地方を震源とする地震があり、福井の嶺北では震度5強の揺れを観測する所もありました。
- 2024年6月3日 06時31分頃、石川県能登地方を震源とする地震があり、福井の嶺北では震度3の揺れを観測する所もありました。
福井では、震度1や震度2の地震が多いですが、時々震度3以上の地震も起きています。
【最近起きた震度3以上の地震】
- 2024年1月1日 16時10分頃 福井県嶺北 震度5強
- 2023年5月5日 21時58分頃 福井県嶺北 震度3
- 2023年5月5日 14時40分頃 福井県嶺北 震度4
- 2020年9月7日 9時30分頃 福井県嶺北 震度3 M3.3
- 2020年9月4日 9時30分頃 福井県嶺北 M3.6
- 2011年11月18日 3時58分頃 福井県嶺北 M4.8
- 2009年11月22日 23時49分頃 福井県嶺南 M3.8
- 2009年5月17日 7時13分頃 福井県嶺北 M3.0
- 2009年2月18日 6時47分頃 福井県嶺北 M5.1
震度3以上の地震は嶺北の方が多く、嶺南は少なめです。
最新の地震情報はこちら(気象庁)
⇒ https://www.data.jma.go.jp
地震が起きたらどうするの?
「地震が起きた時にすることは何でしょう?」
地震が起きた時は、落下物から身を守るため、頭と首を守るために地震時の基本的な行動。
地震が発生したら、できるだけ早く机の下などの頑丈なものの近くに移動し、しゃがみ込んで頭を守ります。
安全な場所へ移動しましょう。
地震が来たら、まずは玄関のドアを開け、避難路を確保。
津波の恐れがある場合は高台へ避難。日本海側は津波の到達が早いです。
※大きな地震は、身動きが取れないほど揺れます。まずは頭を保護し、揺れの収まりを待ちます。
家なら、家族や同居の方の無事を確認し情報収集。
住宅が大きな被害を受けていない場合は、家の中の方が安全です。
あわてて外に飛び出したりしないようにしましょう。
火を使っていたら、できる限り消してください。
ただし、最近のコンロやストーブなどは、地震が来たら自動で火が消えるようになっているものが多いので、無理して消さなくても消えるケースが多いです。
ガスコンロ購入時は、地震時は自動で消える仕組みのコンロを購入するのがいいです。
古い木造一軒家の場合は、地震で倒壊する恐れがあります。
家がつぶれたとしても、2階のほうが空間に隙間ができやすいので生き延びる可能性は高いです。
「水をためる」
水の確保ができるなら、水をためる。
状況に応じて地震の揺れが収まったら、火の元栓を締めてブレーカーを落とす。
防災リュックなどは、玄関近くのすぐ出せる場所に置いておく
防災リュックなど準備、ペットボトルの水などを多めに準備しておきたいな~と思いました
日頃から、地震の時にする行動をシミュレーションしておきたいですね。
福井で揺れやすい場所は?
福井県内でも、揺れやすい地域と揺れにくい地域があります。
内閣府のデーターで、揺れやすさマップがあります。
出典:http://www.bousai.go.jp/simulator/list.html#map20
福井県内で揺れやすいのは、赤い表示の「福井市」や「坂井市」です。
逆に、嶺南は揺れにくいですが、注意が必要です。
自分の住んでいる地域はどうなのか?一度、確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、福井の地震を調べてみました。
福井の地震は、他の県と比べると、比較的少なめですが、県内が震源地となる地震が過去に発生しています。
地震は突然発生し、揺れが激しくなることがあります。
そのため、地震発生時の初期行動は非常に重要。
地震が発生した際には、まずは安全な場所へ移動し、落下物や倒れた物に注意しながら身を守ることが求められます。
また、地震対策は日常から行っておくことは大切。
家具や棚などを突っ張り棒や固定具を使用して固定し、地震時の倒壊や転倒を防止する対策を取ることが推奨されます。
非常用の防災グッズの備蓄や避難経路の確認、家族や周囲の人々との連絡手段の確保なども重要です。
地震対策の例
- 家族で話し合っておく
- 家の中の安全対策
- 避難グッズの準備
いつ地震が起こるかを正確に予知することはとても難しいことです。
でも、いつ地震が起きてもあわてないように、大地震が起きたらどうしたらいいか、日ごろから準備をしたり、家族で話し合っておくことが大切です。
防災ポーチをつくる、非常時のルール決めなど、この機会に、地震のための対策をしてみてはいかがでしょうか。
福井の郷土歴史博物館では、福井地震に関する展示もされています。
今回は、「福井県の地震」をしらべしました。
もしもの時のシュミレーションをして、日頃から危険をイメージすることは大事なことかも知れません。
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