福井から大阪まで、高速バス(京福バス・京都経由)を使って往復してきました。
この記事では、予約方法や乗車時の流れ、車内の設備、途中の休憩ポイント、そして帰りの便の様子までを体験ベースで詳しくレポートしています。
初めて高速バスを利用する方でも安心して移動できるよう、注意点やおすすめのポイントも交えてご紹介します。
往路|朝イチの京福バスで大阪へ(7:10福井発)

今回は、福井から大阪へ向かう朝イチの京福バス(7:10発)を利用しました。
初めての方でも安心して乗れるよう、乗車までの流れや車内の様子、休憩ポイント、到着までの様子を実体験をもとに詳しくお伝えします。
朝の出発なら、お昼前には大阪・梅田に到着できるので、1日たっぷり楽しみたい方にもぴったりです。
福井駅東口発:7:10/9:30の2本。17:30は運休中
※この路線は京福バスと福井鉄道バスの共同運行便です。日によって担当会社やバス車両が異なりますが、ルートやサービス内容は共通なので安心して利用できます。
福井駅東口のバス乗り場

出発地点は福井駅東口の4番のりば。
アオッサ(AOSSA)前の道路沿いにあり、バスのりばの標識と案内板がしっかり設置されているため、初めてでも迷わず到着できます。
早朝ということもあり、周辺は静かで落ち着いた雰囲気。
出発15分前には数人の乗客が集まり始め、スーツケースを持った方の姿もちらほら見えました。
予約と乗車の流れ
予約は発車オーライネットで事前に行い、スマホに送られてくるQRコードを乗車時に提示。
紙のチケットを印刷する必要はなく、画面を見せるだけで乗車できるのが便利です。
キャリーバッグなど大きな荷物がある方は、乗車前にバス下部のトランクに無料で預けることが可能。

スムーズに移動したい方は、車内サイズのコンパクトな荷物にするのがオススメです。
車内の設備


バスは新型の車両で車内はキレイでした。
- 2列×2列のリクライニングシートで、座り心地は快適
- USBポート付きでスマホの充電もOK
- Wi-Fi完備(パスワード案内あり)
- 清潔な車内トイレあり
- 座席ポケットには案内冊子とゴミ袋もあり、整理された印象
朝の便ということもあり、車内は落ち着いた雰囲気。
眠っている方や静かに本を読んでいる方もいて、安心してリラックスできます。



USB充電式車両なので、パソコンなどのコンセントでの充電はできまできません。
途中停車と乗車


福井駅を出発後、鯖江IC・越前たけふ駅・敦賀ICに順番に停車。
それぞれの停留所では数名ずつ乗車がありました。
敦賀ICでは停車しましたが、この日は乗り降りはありませんでした。
全体的にスムーズな流れで、時間通りに進行していきます。
多賀サービスエリアで休憩(9:00頃)


滋賀県に入り、9時頃に多賀サービスエリアで約20分間の休憩がありました。
トイレや売店、自販機、ちょっとしたお土産コーナーもあり、温かい飲み物や軽食を買ってリフレッシュするには十分な施設が整っています。
サービスエリアに立ち寄れることで、長時間でもストレスなく移動できるのが嬉しいポイントです。



手軽に食べれる小さなバームクーヘンを購入して小腹を満たしました。
京都・深草に到着(10:20頃)


名神高速で一部渋滞が発生し、予定より少し遅れて10:20頃に京都・深草バス停に到着。
ここでは数名が下車。
京阪「藤森駅」も近く、京都市内観光の拠点として便利な場所です。
京都で降りる方にはおすすめの降車ポイントです。



バス停といっても高速道路脇にある小さなバス停です。(一般道へは降りません)
吹田ICで一般道へ(10:45頃)


京都を出発後、バスは名神高速を進み吹田ICで高速を降り、一般道へ。大阪市内へ向かいます。
朝の市内は交通量があるものの、比較的スムーズに流れており、渋滞に巻き込まれることもなく進行しました。



吹田インター付近では、万博記念公園や太陽の塔もチラッと見えます。
大阪梅田に到着(11:00過ぎ)


そして11時過ぎに大阪・梅田 阪急三番街の高速バスターミナルに到着。
乗車時間は約4時間でしたが、途中休憩や快適な車内のおかげで、それほど長く感じませんでした。
ターミナルは地下鉄・阪急・JRなどの主要駅と直結しており、到着後の移動もとても便利。
観光やショッピングの拠点として、アクセス抜群の立地です。
今回のバスの終点は、大阪・関西万博会場(夢洲)のため、乗客を降ろすと終点へと向かいました。



梅田の地下街で1000円ぐらいの手軽なランチを食べました。昼前だったのですぐに食べれました。
復路|大阪から福井へ(18:40大阪発)


大阪での観光やショッピングを楽しんだあとは、夕方発の福井行きのバスで帰路へ。
今回は18:40発の便を利用し、梅田からゆったりと帰宅の途につきました。
昼間のにぎわいとは一転して、落ち着いた夜のバス旅。大阪から福井へ向かう帰りの様子をご紹介します。
大阪(阪急三番街) 発 16:40/18:40の2本。8:40発は運休中
阪急三番街バスターミナルから乗車


大阪から福井への帰りは、阪急三番街バスターミナル(梅田)から乗車しました。
賑やかな梅田エリアの中でも、バス乗り場は落ち着いた雰囲気で、案内表示もしっかりしていて安心です。
乗車予定時刻の18:30すぎにはバスが到着しており、始発は大阪万博会場(夢洲)。
その便が梅田に立ち寄る形で運行されています。係員の方が丁寧に案内してくれたので、初めてでも迷うことはありません。
スマホで予約していたQRコードを乗務員さんに提示して、スムーズに乗車。



座席は指定席で、乗車率は7割ほど。全体的に落ち着いた雰囲気で、周囲も静かに過ごされていました。
福鉄のバス車両で帰路へ


この便は福井鉄道(福鉄)のバス車両。行きとは異なる車両で、見た目や座席の仕様も少し違いました。
- 新型車両ではなく、座席はやや硬めで、乗り心地は標準的
- 電源はコンセント式(USBポートなし)
- Wi-Fiあり(利用案内が掲示されていて、パスワード入力で使用可)
- トイレ付き(長距離でも安心)
USBケーブルしか持っていない方は、変換アダプタがあると便利です。



私は手持ちのUSB充電器をコンセントに差し込んでスマホを充電しました。
吹田ICから高速道路へ、多賀SAで休憩


大阪市内の一般道を通って、吹田ICから名神高速道路へ。
渋滞はなく、非常にスムーズに流れていました。途中、滋賀県の多賀サービスエリアにて15分間の休憩がありました。
夜のサービスエリアも明るく、おにぎりやお茶、温かい飲み物などを購入できてリフレッシュできます。



お土産物も充実していました。大阪・関西万博関連のお土産もありました。
福井方面へ:途中の停車と終点


その後は北陸道を経由しながら福井方面へ。
途中、敦賀インターでは乗降なし、越前たけふ駅では10名以上が下車しました。
たけふ新幹線駅の利用者や地元の方が多いようでした。
続いて鯖江ICにも立ち寄り、最終目的地の福井駅東口には22:00に到着
到着後は荷物を受け取り、最後まで気持ちよく旅を終えることができました。
全体の注意点と感想


乗換なしで目的地まで行ける安心感
高速バスの魅力はなんといっても、福井駅から大阪・梅田まで乗り換えなしで直行できる点です。
電車移動では新幹線や特急への乗り換えが発生し、荷物を持っての移動が不安な方も多いと思いますが、高速バスなら最初に座ってしまえば、目的地までそのまま。
特に初めての土地での乗り換えに不安がある方や、スーツケースを持った旅行者にとっては、非常に心強い移動手段です。
長時間でも快適に過ごせる車内設備


片道3〜4時間という長距離の移動でも、車内設備が整っているので快適に過ごせます。
USBポートやWi-Fi、リクライニングシート、トイレなど、長時間でも疲れにくい工夫がされています。
多賀サービスエリアでの休憩もあるので、途中でトイレや飲み物を買うことも可能。
スマホを充電しながら動画を見たり、本を読んだり、ウトウトしたりと、ゆったりとした時間が過ごせます。
夜の便では寝過ごしに注意
帰りの便は夜発・夜着のため、車内は照明が落とされ静かな雰囲気になります。
リクライニングを倒して眠っている人も多く、つい自分も寝てしまいがちですが、途中下車する方は要注意。
特に「越前たけふ駅」や「鯖江IC」で降りる予定の方は、寝過ごさないよう、スマホでアラームをセットしておくと安心です。
充電ポートはバスによって異なる


往路ではUSBポートが使えたのに、復路の便では家庭用コンセントタイプのみということがありました。
バスの車両によって電源の仕様が異なるため、USBしか持っていない場合は、変換アダプタを持参しておくと安心です。
最近はUSB+コンセント両対応の充電器も販売されていますので、長距離移動の際は備えておくと安心です。
高速バスは、こんな方におすすめ


大阪・京都観光を予定している方
京福バスは福井から京都・大阪までダイレクトに行けるので、関西エリアへの観光にぴったり。
京都・深草での下車も可能なので、「まずは京都で降りて観光、そのあと大阪へ」なんてプランも立てやすいです。
終点の大阪・梅田は地下街や電車へのアクセスも良く、観光の拠点としてとても便利です。
乗り換えなしで移動したい方
電車移動に慣れていない方や、知らない土地での乗り換えが不安な方には乗り換えなしで目的地まで行ける高速バスは本当に助かります。
乗ってしまえばあとは座っているだけ。スマホで動画を観たり、うたた寝していても、きちんと目的地に届けてくれる安心感があります。
大きな荷物があり電車移動が不安な方
キャリーバッグやお土産などの大きな荷物があるときこそバス移動が便利です。
車両下のトランクに荷物を預けられるので、車内は身軽に快適。
エスカレーターや階段の乗り換えが多い電車と違い、荷物を持っての移動が少ないのも嬉しいポイントです。
新幹線よりも安く移動したい方


例えば福井から大阪まで、新幹線や特急+乗り換えで行くと片道6,000円以上かかることも。
でも高速バスなら片道4,700円、往復だと8,500円とおトク。
移動にかかる費用を抑えて、その分グルメや観光に回したい!という方にぴったりの交通手段です。
運賃と予約方法
お得な運賃設定
福井から大阪(梅田)までの運賃は片道4,700円。
さらに、あらかじめ往復で予約すると往復割引で8,500円と、1,000円近くお得になります。
新幹線や特急を利用するよりも費用を抑えられるので、コスパ重視の旅行や出張におすすめです。


ネット予約が簡単&安心
予約は、京福バス公式サイトまたは発車オーライネットから行えます。
スマートフォンやパソコンから24時間予約可能で、座席指定もできます。
予約時にメールで送られてくる電子チケットを当日、乗車時にスマホ画面で見せるだけでOK。
印刷不要なので、手続きもとてもスムーズです。
当日の持ち物・注意点
- スマホのバッテリー切れに備えて、画面キャプチャを保存しておくと安心
乗車時は、予約完了時に届くQRコードをスマホで提示するだけですが、サッと見つけられないこともあるかもしれません。
念のため、予約確認メールの画面やQRコードをスクリーンショットしておくと安心です。 - 大きな荷物がある場合は、乗車前にトランクに預けましょう
キャリーバッグなどの大きな荷物は、バス車両の下にある専用トランクに無料で預けることができます。
※貴重品や飲み物などは手元に持っておくのがおすすめです。 - 繁忙期は予約が早く埋まるので、できるだけ早めに予約を
連休・お盆・年末年始などのハイシーズンは、特に午前の便や土日発着が人気で、すぐ満席になることも。
予定が決まったら早めの予約を習慣にすると安心です。
ネット予約は座席指定もできるので便利です。
まとめ|高速バスは安心&快適な移動手段でした


福井から大阪まで、乗り換えなしで移動できる高速バスは、初心者でも安心して利用できる便利な交通手段だと実感しました。
車内の設備も充実しており、USBポートやWi-Fi、トイレ付きで長時間の移動も快適。
途中のサービスエリアでの休憩があることも、気分転換にちょうどよく、旅の楽しさを感じられるポイントです。
電車と違い、大きな荷物をトランクに預けられるのも魅力。
観光や出張、帰省など、幅広い用途におすすめです。
また、運賃も片道4,700円・往復8,500円とリーズナブル
「乗り換えが不安」「大きな荷物がある」「できるだけ移動をラクにしたい」
そんな方は、ぜひ一度、京福バスの利用を検討してみてください。
福井から関西方面への移動が、もっと身近で快適になりますよ。
以下の記事も参考にしてください。




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