「弁財天山を知っていますか?」
弁財天山は、鯖江の古墳山で気軽に登れます。
いろいろな歴史の詰まった弁財天山。
ここでは、鯖江にある弁財天山の登り方を紹介します。
弁財天山
弁財天山(べざいてん)は、鯖江市にある古墳山です。
弁財天山では、弥生〜古墳時代の古墳や遺跡などが見つかっています。
遥か昔は山に集落があり、その後は古墳が作られ、のちには山城になりました。
弁財天山は、山頂(120m)まで10-15分で登れる古墳山です。
弁財天山の登り方は?
弁財天山の鯖江から登れて、3つの登り口があります。
- 日吉神社
- 落井町ルート
- 磯部町ルート
今回は、駐車場のある落井町ルートから登りました。
(弁財天山の案内板の前に駐車場がありました)
体力のある方なら、速めのペースで山頂まで10分ぐらいで登れるかもしれません。
山頂までは、15分ほどみておくといいです。
普段、運動不足の方にはきついかもしれませんので、休みながらゆっくり登ってください。
弁財天山の登山口
駐車場から舗装された道路を登ります。
入り口には熊に注意の看板があります。
過去に、落井町周辺では熊の出没情報もありましたので、注意してください。
舗装された道路を進むと、忠霊碑があり、その先は山道になります。
ジグザクの登りになります。
山道は遊歩道になっていますが、だいぶ崩れているところもありました。
枯れ葉も多く、歩きにくかったです。
遊歩道を登っていくと、弁財天1号墳があります。
弁財天1号墳が最大の規模で、径が30m、高さが5~6mあります。
弁財天1号墳を超えると、ベンチと一の丸城跡の石碑がありました。
この山は南北朝時代は、城としての役割を果たしていたようです。
そのまま、登山道を進むと山頂の広場にでます。
弁財天山の山頂はどうなっているの?
弁財天山の山頂は、広場になっており、忠霊塔、案内板があります。
ここには南北朝時代には城があったようで、カカルマル城跡の石碑があります。
山頂広場には、古墳の説明があります。
弁財天古墳は鯖江市指定文化財です。
周辺は、3つの古墳から成り立っています。
- 今北山古墳群(こんぼくさん)
- 磯部古墳群
- 弁財天古墳群
この周辺の山には三つの古墳群があり、弁財天・磯部・今北山の古墳群です。
弁財天山の奥にある今北山の山頂付近は、大型の前方後円墳です。
山頂は木で囲まれている広場で、景色はよくないです。
残念ながら、眺望を楽しめる山ではないですが、歴史を学べる場所です。
忠霊塔の奥は、磯部コースの登り口へつながります。
弁財天山の感想
登った時は、山頂までの道はやや荒れていました。
遊歩道の木が壊れているところもあり、枯れ葉も多いので、足元に注意してください。
古墳山かと思っていましたが、カカルマル城としても機能していたようです。
福井のいろいろな低山へ登りましたが、多くの山に山城がありました。
それらを見て、南北朝時代、戦国時代は大変な時代だったと感じることが多いです。
弁財天山は、古墳や歴史が好きな方にいいです。
軽くハイキングしたい時にもいいですが、少し道が荒れていたので注意してください。
弁財天山ですれ違った人:0人 へび1匹
弁財天山のアクセス
弁財天山 | |
住所 | 福井県鯖江市磯部町、落井町 |
福井の低山の記事はこちら
鯖江の観光はこちら
今回は、鯖江市の「弁財天山」へ行ってみました。
気分転換に山にハイキングに行きたい方におすすめです。
福井しらべ編集長
WEBライター兼クリエイター
福井生まれ、福井育ち。
山登りが好きで、時々登っています。高校時代には登山競技でインターハイ準優勝を果たしました。現在は、県内の低山を中心に、気分転換として楽しんでいます。
山登りを通じて得た知識や経験を活かし、登山やアウトドアの計画に役立つ情報を発信しています。
趣味は英会話とカフェ巡り。福井のスポットを巡るのも好きです。福井の魅力をたっぷりお届けしますので、ぜひチェックしてください
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