福井駅前に、かつて“異世界みたいな喫茶店”がありました。
その名も 王朝喫茶 寛山(かんざん)。
ステンドグラス、石膏像、地下へ降りる階段。
チェーン店とはまったく違う空気が流れる、福井の伝説的な純喫茶です。
ただしこのお店はすでに閉店しています。
(2020年8月28日閉店)
この記事は、もう入れない場所だからこそ、福井の街に確かにあった「記憶」として残しておきます。
王朝喫茶 寛山とは?(福井駅前にあった老舗純喫茶)
福井駅前にある知る人ぞ知る喫茶店でした。
王朝喫茶 寛山は、JR福井駅西口エリアにあった喫茶店です。
場所は駅前のバス乗り場近く。
ユアーズホテルの隣あたりに、ひっそり入口がありました。

外から見ると普通なのに、一歩入ると世界が変わる店でした。
地下へ降りる階段がすでに“演出”

寛山の入口は、地上ではなく地下。
階段を降りていくスタイルで、初見だと少し勇気がいります。
「ここ入っていいのかな…?」
そんな気持ちを越えた先に、別の空間が待っていました。

店内は古代ギリシャみたいな異空間

店内に入るとまず圧倒されます。
- ステンドグラスの壁
- 石膏像のようなオブジェ
- 神殿を思わせる装飾
- 昭和の純喫茶らしい静けさ
福井駅前とは思えない空気。
喫茶店というより、“王朝”という名前が本当に似合う空間でした。
広くてゆったり。席数も多い老舗

意外と店内は広く、席数も多め。
4人掛けの席だけでも10席以上あり、「どこに座ろうか迷う」タイプの喫茶店でした。
静かに時間をつぶすというより、空間に浸る場所だったと思います。
※その後、王朝喫茶 寛山にあったステンドグラスやオブジェは、福井市美術館の常設展に展示されています。現在の状況は要確認。
コーヒー420円。普通なのに特別だった

メニューはコーヒーだけでなく種類豊富。
当時飲んだコーヒーは 420円。
値段は普通なのに、飲んでいる体験が普通じゃない。
チェーン店では絶対に味わえない時間でした。
注意点も含めて“純喫茶”だった
寛山は良くも悪くも昔ながら。
- 店内は喫煙可能
- スマホの電波が弱い
- 静かで独特の空気感
それも含めて、「昭和の喫茶店」そのものでした。
閉店について(2020年8月28日)
王朝喫茶 寛山は、現在閉店しています。
2020年8月28日をもって営業終了。
福井駅西口の再開発により、このエリアはホテル・オフィス棟へと変わりました。
当時の営業時間:営業時間:8:30~18:30/定休日:日曜日
まとめ|福井駅前に確かにあった“伝説の喫茶店”
王朝喫茶 寛山は閉店しました。
でも、福井駅前に
- 地下へ降りる入口があり
- 古代ギリシャみたいな空間が広がり
- 静かにコーヒーを飲める場所があった
その事実は、福井の街の記憶として残ります。
もう行けないからこそ、「福井にはこんな場所もあった」と残しておきたい純喫茶でした。
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