校庭の真ん中に、大きな桜の木があるある小学校。
これはかなり珍しいです。
そして、樹齢は140年以上の大木です。
どうして校庭の真ん中に桜の木があるの?

これを説明するには、少し桜の木の歴史を振り返る必要があります。
元々、この場所に桜があったわけではありません。
桜の木は移植されています。
移植されたのには、様々な理由があり、結果的に校庭の真ん中に桜の木があります。
味真野小学校の桜

桜の木は、明治38年(1905年)に当時の小学校の校庭に移植されています。
このころは味真野小学校ではなく、清雅小学校という小学校でした。
場所も、現在の場所ではなく清水頭町にありました。
味真野小学校が開校されたのは、明治42年(1909年)です。
この当時の、小学校が合併してつくられています。
そして、現在の場所に桜の木が移植されたのは、昭和4年(1929年)です。
味真野小学校が移転されたのに伴い、桜の木が移植されて現在の位置になっています。
ただ、このときは校庭の真ん中ではなく、校舎の横に桜の木がありました。
当然、大きさも今のような木の大きさでもありません。
校庭の真ん中にある理由

では、なぜ校庭の真ん中なのでしょう?
その理由は、昭和53年(1978年)に校舎の改装、新校舎竣工があり、一部校舎の取り壊しがありました。
校舎の改装、新校舎竣工の結果、校庭の中心に桜の木が残りました。(元々は校舎の隣にあった桜の木です。)
残りましたというよりは、取り残された感がありますが・・・
その分、校庭も広いです。
校庭の中央で、大きな桜の木が見守ってくれる。
そんな素敵な環境になりました。
たくさんの歴史を知っている桜の木です。
これからも、ずっとずっと長く生き残ってほしいですね♪
最後までお読みいただきありがとうございます。